Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


きらきら、ウサギバッグ

仮想タウンでキラキラを集めました。

2020/08/05
キラキラ
集めた場所 個数
おしゃべり広場 4
ペット海浜公園 5


きらきら、おしゃべり、ペット海浜(どちらも海辺といえば海辺だ)
四択、マツコだったかな…。


 朝にみた夢
(夜、思い出して書いたので、細かいところをだいぶ忘れてしまった)。

 陳列棚でウサギが売られている。ウサギそっくりのバッグやぬいぐるみ、といっていいのか。いや、商品のうち半分ぐらいは生きていた。かといって生きていないほうが死んでいるというわけではない。それらはぬいぐるみになっていたり、ぬいぐるみが蓋になったバッグになっていただけのこと。陳列棚をながめる。バッグのかご部分がゼブラの模様、蓋が灰色のウサギが特に眼についた。惹かれたが、もうすこしシマウマ模様の色が濃かったらなと思い、悩んだ。この子はどうもこの中では生きていない部類になるようだった。かつては生きていたのだろうか。うさぎは育てたことがないし、家はそうしたことが禁止だったから(わたしはペットとか飼うとかいう言葉を使いたくない)、こうした、生きていない子のほうがいいのかもしれないと思った。そんなふうに思ってしまうことに対してだったのか、うさぎが生きていないことに対してだったのか、いちまつの寂しさはあったけれども。
 買おうかどうしようか迷っている。値札をみると、通常数万するはずのものが、訳ありだったのか、特売だったのか、なぜかゼブラ柄のものだけ、十分の一ぐらいの値になっていることに気づき、結局買った。
 そのウサギバッグを持って、昔交流のあった年上の女性のお宅にゆく。合宿所みたいになっていた。八畳ぐらいの部屋に布団やらタオルケット、座布団や枕などが散らばっていて、そこに何人か、座ったり寝転んだりして、めいめい過ごしている。台所も見えた。まるで自分の家であるかのように、水を飲んでいる人がいた。
 ここにも生き物がいた。もしかすると、猫だったかもしれない。この子もウサギのように(この理屈は変だが…。バッグといっしょに売っていたウサギに、そんな文言はなかったから)ごはんを食べなくても育つ子だった。この世界では、それが当たり前なんだなと思う。
 その猫はわたしの愛猫べべだったかもしれない。かつて、長らく一緒に暮らした猫だ。そして、その世界のことをそんなふうに考えたからか、部屋はそのままで、それはこの世にいなくなって久しい父の部屋になっていた。亡くなった人たちが暮らしている場所。夢のなかでは、彼らはご飯をたべない。けれども生きている、おそらく生きることをやめないでいる。父とすこし言葉を交わした。猫が横切った。ウサギバッグを片手に、わたしはその部屋で朝まで眠ることにする。

いつも読んでくださって、ありがとうございます。
どうか、おすこやかにお過ごしくださいますよう




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