きらきら、遠い夏に鷺が舞う
- カテゴリ:タウン
- 2020/08/01 18:12:10
仮想タウンでキラキラを集めました。
2020/08/01
集めた場所 | 個数 |
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ニコット山 | 3 |
展望広場 | 3 |
きらきら、ニコット山に展望広場
四択、納豆…(わたしは苦手)
梅雨が長い、そう思っていたら、8月の声を聞いたとたんに夏が来たような暑さと陽射し。セミの声があちこちで聞こえる。ミーンミーン。シャカシャカシャカ。
遠くでわたしのすきなヒグラシの声がした。寂しいような音のせいか、近くにあっても、小さい声に聞こえるのに、距離のために、ほんとうに小さな、かそけき音だった。今年の夏は遠いということなのかしらとふと思う。
今年はいつもよりもセミの声が聞こえない。けれども、家のマンションの通路などにはセミが物言わぬ姿となって落ちている。セミやカナブンたちの姿をそんな風にして知るのもこの時期ならではのことだったなと思い出す。
近所でポスティングの仕事をしている途中、ふと寄ったお寺の境内に、サギソウの鉢植えが並んでいた。ちょうど花の時期なのだ。去年もおととしもそうだった。わたしが知ったのは数年前からだが、きっと、もっと前から、サギソウたちが咲いたものを、並べてくれていたのだろう。
世田谷区の花、サギソウ。蘭科の植物だが、洋蘭のような派手さはない。けれどもまさに白鷺が舞うような、繊細な美しさをもつ花で、子どもの頃から好きな植物だった。
亡父が家で育てていた植物のひとつ。
このお寺の前をとおったとき、ああ、たしか去年も今頃…と思って、のぞいてみた、というのがただしい。再会できて、うれしかった。鉢上のちいさな鷺たち。
いつも読んでくださって、ありがとうございます。