430番: アルルの女 (フランス語学習)
- カテゴリ:日記
- 2020/07/29 05:57:01
ドーデ短編集から
『アルルの女』
ドーデの短編集を読みましょう。対訳書が売られています・・
いや、売られていたことがあります・・・・かな?
入手できない方、このゴタの日記で学習可だよ~。
まず、入手できるかどうか、チェックしてみてください。
① 東京第三書房、フランス名作対訳双書Ⅴ 『ドーデ短編選集』
② 大学書林語学文庫 ドーデー『風車小屋だより』
③ 評論社 ニューメソッド 仏文対訳シリーズ3『ドーデー短編集』
何?入手できなかった? アヒルの女じゃない。アルルの女!
音楽にもあるでしょ。フルート演奏曲の。
アルルの女だよ。
では、仕方がないので、ゴタぴょんの日記でご賞味ください。
(写し間違いはないように努めますが、間違いがあったら、
ごめんなさい。)
L'ARLÉSIENNE
アルルの女
【1】
Pour aller au village, en descendant de mon moulin, on
passe devant un mas bâti près de la route au fond d'une
grande cour plantée de micocouliers.
訳
私の風車小屋を下りて、村へ行くには、道の近くに建てられ
榎の植わった大きな庭の奥にある一軒の「農家」の前を通る。
《語句》
L'Arlésienne : Arles の女 男はl'Arlésien
Arles(アルル)は南フランスの古い町
≪解説≫
① bâti près de la route 道のそばに建てられた
② au fond d'une grande cour 大きな庭の奥に
③ plantée de micocouliers. 榎が植えられた
これらの句がどこに掛かるかで意味が
取れるかどうかの分かれ目になります。
①と②はun mas (農家)にかかります。
un mas bâti près de la route 道のそばに建てられた農家であり、かつ
un mas bâti au fond d'une grande cour 大きな庭の奥に建てられた農家
のことである
③は②の d'une grande cour にかかります。
d'une grande cour plantée de micocouliers 榎が植えられた大きな庭
機械的に後ろから訳し上げていけば、おかしくなります。
それでいいなら、とっくの昔に、コンピューターがやっているはず。
そうならないから、我々、人間の脳みその出番があります。
ちなみに機械的に訳せば
私の風車小屋を下りて、村へ行くには、
榎が植えられた大きな庭の奥にある道の傍らに建てられた
農家の前を通る・・・
ことになるのですが、
≪庭の奥に道があったのでは、通ることができません。≫
仏文解釈はジグソーパズルにも似ていて、
いくら形が同じでも、色と模様が違えば、それは別の場所。
同様にいくら名詞の後ろの前置詞句だとしても、
必ずしもそこの修飾パーツとは限りません。
よく内容をみながら、どこに掛かるかを見ていきましょう。
何? au fond d'une grande cour を
la route の直後に置いた人が悪い?
なんだか、駐車違反して止めている車にぶつけた加害者が
言いそうなセリフだ。
本文が文法違反しているとは思えないが、
まあ、上達するためには、他人を責めず、
自分の軽率さを反省しましょう。
ここで口ずさんでも届かないですね!あれはアルルの女、第2組曲の中のメヌエット!
とても素敵です。
初演失敗の逸話は、多くの名曲にありますよね。チャイコフスキーのピアノ協奏曲イ短調も
ぼろくそに言われた話を聞いたことがあります。
★
はい、こちらでもセミが賑やかに奏でております。ミンミンゼミ。
今年の夏はしかたありません。勉強遅れたら困りますし。
気になるのが、コロナ戦線、敵が勢力を巻き返していることです。
私も夏には収束すると簡単に考えていましたが、そんな生易しい敵ではなかった!
★
さすがに、美容院や散髪屋さんではマスクはずさないと。。
★
我が家のメニューはきょうはカレー。淡路島の親戚から玉ねぎ送ってきたから、
しっかり使うカレーに決まりました。
★
みきさんのヘアーが似合うかどうか、このアバターしか手がかりがないのですが、
暑いので短くてもいいでしょ?
★
コロナに油断せず、頑張りましょう!コメント
ありがとうございました。
今月もよろしくお願いいたします。ゴタぴょん
アルルの女。
私、音楽が好きなので、原作よりジョルジュ・ビゼーの付随音楽の方を思い出しちゃいます(笑)
ビゼーのこの作品、公演劇場の大きさの関係で小規模なオーケストラしか使えず、初演は失敗だったと聞いています。
再演の際、好評を得たのですけれど、そのときビゼーはすでにこの世の人ではなかった・・・
「カルメン」もそうですけれど、やはり初演は失敗で、生前に正当な評価を得られなかったという点でビゼーは悲運の作曲家でした・・・
さて、8月になりました。
ようやく、梅雨も明けたようです。
暑いです・・・(>_<)
セミさん大合唱♪
み~んみんみんみん、シャシャシャシャ、じ~じ~・・・♪
梅雨が明けたら明けたで、今度は台風の心配をしないといけませんね・・・
あ、カレンダー切ってなかった・・・(^^;)
朝の電車も、まだ高校生の姿がいっぱいです。
いつもなら恒例の、朝のラジオ体操の声も聞こえません。
まだ、学校が続いているのですね。
これからは日焼け要注意です(^^;)
昨日、帰りが割と早かったので、美容院で髪をカットしてもらってきました。
相変わらず、どこカットしたの?、って感じですけれど、シャンプーするとはっきりわかります。
最近は美容院も、お店に入るとまず手の消毒で、お店の方が「最近はセットチェアにマスクしたまま座られる方が多いんですよ。」って。
・・・マスクしてるのが当たり前になりつつある・・・
あ、私はマスク取って座りましたよ(*^^*)v
早く元通りになってほしいわ・・・
さっき気づいたんですけれど、今日って二の丑なんですね。
昨日の帰り、すき家の前通ったとき、鰻ののぼりがたくさんあったわけが今、わかりました。
この前の土用の丑の日も、終わってから気がついたんですけれど。
いまさら鰻買いに行く気力もないし、パスですね、うん(^^;)
ではでは、8月もよろしくお願いいたします。
真夏の暑さ、ゴタぴょんさんもお体、大切に・・・