Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


385番: 青いスカーフ(1)

青いスカーフ


Le Foulard bleu  (Madeleine Chapsal)
青いスカーフ          マドレーヌ シャプサール

             【1】
Si pâle. Avec l'ossature à fleur de peau, à croir que la chair s'est
mise à fondre, à s'estomper.
Sophie contemple avidement ce visage de sa mère qu'elle
n'a jamais vu ainsi et qui n'est là, elle peut le redouter, que
pour peu de temps. Avant de s'absenter à jamais.
 

       ≪訳≫
あまりに蒼白で、痩せていて、まるで身体の肉が
溶けたかのように、肌の下に骨があるようだ。
ソフィーは母のそんな顔を、しっかりと見つめている。
そんな風に母を見つめたのは初めてのことだった。
ソフィーは、母がもういないんじゃないかと心配に
思った。本当にいなくなる日を前にして。


          《単語等》
si   大変、とても
si~que ・・・ (相関関係表現)とても~なので・・・です
ossature (f)骨、骨格、骨組み、(物語の)構成
s'estomper    ぼやける、かすむ
peau (f)皮膚、肌
fleur  (f)花 /  à fleur de ~ ~とすれすれに
chair  (f)  (人間やけだものの)肉、身、
à croire que  =il est à croir que + 直説法  ~であるようだ。
fondre (他)溶かす、(自)溶ける
se mettre à ~ / ~し始める、~にとりかかる
avidement  貪るように、がつがつと
contemple  <contempler (他) 熟視する、うっとりと見とれる
                             考え込む、瞑想する
ainsi     そのように
redouter ひどく恐れる、心配する
qui n'est là  母はいない
elle peut le redouter    このle がqui n'est là を示す中性代名詞。
s'absenter


※ タイトルですが、「青いスカーフ」とも「青いマフラー」とも
  訳せます。とりあえず、「青いスカーフ」で書き始めます。
  読み進める中で、「青いマフラー」に変更の可能性があります。

アバター
2020/07/17 10:46
首に巻く布きれ、当たってまっせ。
 cache-nez (首を隠すもの)
 cache-col  (襟を隠すもの)
でっさかい。

いつもコメントありがとうございます。

アバター
2020/07/17 10:43
私の常用している「クラウン仏和辞典第4版」でfoulard をひくと
スカーフ、ネッカチーフ、マフラー、と列挙されていますが、écharpe(これもマフラー)より
生地が薄く短い、と書かれています。
foulard (フラールと発音します)は本来薄絹の布地なのだそうです。

「コンコルド和仏辞典」で(マフラー)を引くと
cache-nez
cache-col
foulard
の3つが挙げられています。
foulard には(絹の)マフラーという条件がつけられています。

そこで「ゴタぴょん仏和辞典」は、マフラーをécharpe
首巻きとスカーフを foulard として取り入れます。
バンダナは載っていなかった・・
アバター
2020/07/17 10:10
ふむふむ。
ということはニュアンス的には
「首にまく布切れのようなもの」ということなんでしょうね。



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.