Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


384番:青い自転車(3)

 (前回は日記355番、前々回は日記343番へどうぞ)

      【4】
Enfant, il passait à Bordeaux de longues heures sur le
quai des Chartrons à regarder entrer et sortir les cargos.

       訳
子供のころは、彼はボルドーで長い時間シャルトロンの
桟橋にいて、貨物船が出入港するさまを見ていたものだった。
         

      ≪感想≫
enfan だけが、文頭に、ポツンと置かれています。
名詞なのに、主語でも目的語でもない。補語でもない。
一体、このさまよえる名詞は何なのか?

文脈から、「子供時代」という意味になっているというのは、
ほぼ間違いが、辞書にはない。
ナポレオンの辞書に「不可能」という言葉がないように、
私の辞書には、enfant の項目に、

   「enfant(副詞)子供時代に」

という項目がない。なければどうしよう?

書き足せばいいんじゃないかい?
ということで、書き足しました。それは
きょうから「ゴタぴょん仏和辞典」になりました。ぴょん。


                    【5】
Il se voyait capitaine d'un de ces navires, sillonnant les
mer, affrontant les tempêtes, seul maître à bord après Dieu.

                      訳
ピエールは、ここのたくさんの船舶のひとつの船長に
なる自分を思い描いた。大海原を縦横に行きかい、嵐に
立ち向かう船の船長になる自分、船では神に次ぐ地位の
自分の姿を思っていた。


       《語彙》
Il se voyait 彼は自分の姿を思い描く
capitaine (m)(商船の)船長
navires (pl) < navire (m) 船、船舶
sillonnant  <sillonner (他)① 筋をつける、線を引く
             ② 縦横に行きかう
affrontant 現在分詞 <affronter (他)立ち向かう、直面する
tempêtes (pl) < tempête (f) 嵐、激しい風雨 
(発音注意:タンペート)
après (前) ~のあとで、~の次に
à bord 船の
maître(sse) (n) 主人、支配者、長


                   ≪感想≫
il は「彼は」と訳さないといけないけれど、日本語では
あまり、「彼は」「彼は」と言わないので、「ピエール」に変えています。





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