Nicotto Town


ガラクタ煎兵衛かく語りき


大逆転


リチャードクイーン警視がいつもの煩雑な仕事を終え、
マンハッタンの自室に帰るなり、召使のジューナが駆け寄ってきた。


ジューナ
「旦那様、エラリー様のご様子が、、、」


リチャードクイーン
「どうしたんだ?」


ジューナ
「朝からABEMA TVを御覧になっていらっしゃいました。
まあそれはいつもの通りなのですが、つい先程、19時20分頃でしょうか、
お部屋の中をグルグル歩き始め、時折り、なんと申しましょうか、
悲鳴を挙げられていらっしゃいました」


老警視は軽い笑みを浮かべて取り合わなかった。

リチャードクイーン
「いつものことだろう、構うことはない。
あ、連絡した通り夕食は済ませたので、ジューナ、今日はもう休んでくれ」




その時、東アジアの東端に位置する国に存在する複数の団体
(ニホンショウギレンメイとか幾つかの放送媒体と思われる)
で大混乱が起きていた。




老警視は自室に行く途中で、愛する息子の部屋の前を通りかかる。
その時ドアを隔てても響いてくる呪文のような声が届いた。


リチャードクイーン
『やれやれ、何が起こったんだ?』



老警視が息子の部屋のドアを開けると、グルグル歩きを止めたエラリーが呟いた。


エラリークイーン
「将棋マジコエー」





一通の封じ手封筒をチャリティーに供するにあたって
ヤフオクかメルカリか楽天か
どんなオークションメディアを選択するのかはちょっと興味がある。





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