355番: 青い自転車(2)
- カテゴリ:日記
- 2020/07/07 17:38:26
前回分は日記343番にあります。
【2】
Il aimait l'odeur de la terre quand tout dort encore.訳
ピエールはまだみんなが寝静まっているときの
土の匂いが好きだった。
【3】
Souvent, le jour le surprenait sur la terrasse, le visage
tourné ver la ligne sombre des Landes ver la mer.
On disait dans la famille que son seul regret était de
n'avoir pas été marin.
訳
しばしば日はテラスに射し込んで、不意に彼に光を降り注ぐ。
その光で彼は顔を海の面するランド地方のほの暗い稜線に
向けたものだった。家族の人たちが言うには、ピエール
のたった一つの後悔は、彼が船乗りにならなかった
ことなのだとか。
《語彙》
surprenait < surprendre 不意を衝く、不意に訪れる