334番: サウンド オブ ミュージック(46)
- カテゴリ:日記
- 2020/07/02 13:47:11
【178】
As long as she was happy, I thought, I simply didn't have the heartto add any more " don'ts"
訳
それでマリアが幸せなのなら、私は「だめ」などという気持ち
は毛頭ありません。
《語句》
don'ts (C:Cは可算名詞、今後この省略記号を使います)
禁止事項、してはならないこと
【179】
Maria was definitely not a communicative child. She kept
everything to herself, but one day she confided :
" I don't really mind so much if I cannot run around
with the others, but what I do mind is that I have
had to give up my piano lessons. "
訳
マリアは間違いなく、内向的な子でした。どんなことでも、
打ち明けず、自分の中に閉まってしまう子でした。
でもある日、打ち明けてくれたのです。
「私、みんなと一緒に走り回ったりできないのが
そんなにつらいなんて思わないわ。でも、ひとつ
つらいのは、ピアノのレッスンを諦めなくては
ならなかったことなの。」
《語句》
definitely 間違いなく、確かに、疑いなく
【180】
I remembered that I had found in the music-room two mahogany
violin-cases.
" Oh, how nice ! Who plays the violin ? "
I had exclaimed to the Baroness.
" Nobody now."
I had understood.
But with Maria now in mind I went to the Baroness and asked :
" Could I take one of the violins up to Maria ?
She could have it in her room and practise only a little
every day."
訳
私は音楽室に、マホガニー製のヴァイオリン・ケースが
2つ置かれていたのを思い出しました。
「まあ、なんてすてきなの!
どなたがヴァイオリンなさるのかしら?」私は、あのとき男爵夫人に叫んでいました。
「今は誰も弾かないのよ。」
私はそのことを合点していました。
でもマリアのことが、どうしても気になって男爵夫人
のところに行き、頼みました。
「あのヴァイオリン、ひとつ、マリアのところに
持って行ってもいいかしら?部屋にあれば、
毎日少しだけでも練習ができるわ。」