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五飯田八宝菜の語学学習日記


319番:中国語1組

《力試しの続きです》

これまで学んだことの力だめしをしています。
もう一度①から復習を兼ねてチェックしましょう。

① 昨日雨が降った。

ヒント:
「雨が降る」は下雨。

できましたか?
「雨が降る」は、述目構造で、”下雨”となります。
自然現象の発生は、中国語では主述構造よりも述目構造
にするのが一般的です。
答は
❶ 昨天下雨了。

天気が崩れたのだから、状態の変化を示す「了」を添えます。
「了」は過去形(昨天で過去だとわかるので)というわけではなく、
事態の発生、状態の変化などを示す語尾で、
東京弁の「~なっちゃった」みたいな感じです。

② 教室には学生が2人いる。

存在を表す場合も、中国語では”有学生”のように述目構造にします。
”教室里”(教室には)これが主語になります。中国語の主語というのは
テーマでした。「教室の中について(そのテーマで)話しますが、
そこにはさ、学生が2人いるんだ。」みたいな。
答は
❷ 教室里有两个学生。

「有」と「在」の使い分けをしましょう。どちらも同じ「いる」、とか、「ある」
という意味ですが、「有」は、初めて話題に上るもの、聞き手がまだ知らないもの、
まだ同定されていないものについていうときに使います。

「在」は、すでに話題にのぼっているもので、それがどこにあるかをいうときに
用います。

③ 彼の中国語はとても上手だ。

「彼の中国語」は、修飾構造(定語)をしています。 "他的汉语" ですね。
「とても上手だ」も修飾構造 (状語)で、"很好"
 "他的汉语" が主語。 "很好"が述語。主述構造で作文します。
主語の部分、 "他的汉语"と 述語の部分、 "很好" を合わせます。  
答は
❸ 他的汉语很好

  これは主述構造ですが、主語の部分が
  「定語(連体修飾語・・形容詞など)+ 名詞(句)」
  となります。
  それは他的汉语ですね。
     主述構造を覚えていますか?
   「~は・・・だ」という文を作る構造です。
   それに代入すると、
    他的汉语は很好だ。
    日本語の足場を外して
   他的汉语很好. できましたかぁ?
 


④ 私は毎日中国語を勉強しています。

  さあ、どうして作文しましょうか。
  これも今の 主述構造で作ります。
  ただし、「~を」が増えています。
  この部分は、「述目構造」でした。
  なので、

      主語 +「述目構造」

   になります。
   
    「~は~を・・・だ」
    「~は~を・・・する」

  「~は」   は 私は  (我) 
  「・・・する」は 勉強する(学习)
    「~を」      は  中国語を(汉语)

代入して
     我学习汉语

この骨格に、「毎日」という付けたしをしますが、
これは、述語動詞の前に置きます。     
答えは

❹ 我每天学习汉语。

出来ましたでしょうか?
文全体は「主語 + 述目構造」で、 ”我学习汉语”   になりますが、
”每天” は、英語と違って文末に置くのではなく、述語動詞の前に置きます。

なぜ?と聞かれても、返答に困りますが、そういうことばの習慣があるのです。
日本語の場合、①毎日私は~=OK ②私は毎日~OK ③私は中国語を毎日~OK
④私は中国語を学習します毎日=だめ。だめといっても、日常会話では、けっこう
こういう付けたし表現をしていますけどね。

「私は行ったんだよ、きのう君の家へ。」日常会話ではOK(受け入れられる)
ですが、作文としては、× 。作文するなら「私はきのう君の家に行きました。」

会話には、これに感情(憤り)とかを注入するので、
「私は行ったんだよ、きのう君の家へ。」には、(留守にするなら、連絡をよこせ、バカ)
(どう思っているんだ)などが、見えないけど、注入されている。


⑤ これは私が新しく買った辞書です。

ヒント: 「新しく買った」というのは「新买的」

答えは、

❺    这是我新买的词典。

これは辞典です、というのは、主述構造で、 ”这是词典”
そこまでなら、話は簡単。問題は「私が新しく買った」という
言葉をどこに入れるか。
それ全体が、連体修飾語(定語)だと見やぶれば、词典の前に
置くことがわかります。


⑥ 私たちは来年北京へ旅行に行く。

ヒント:「旅行に行く」は「去旅行」

答えは

❻ 我们明年去北京旅行。
 
「我们」は主語として、文頭に置き、その後に時間詞(定語)の「明年」
を置きます。
「北京へ旅行に行く」は連述構造(連動文)で、「去北京旅行」として
述語の位置に置きます。

連動文を覚えていますか?同一の主語が、2つ以上の動詞句を持つ構造です。
「我们去北京旅行」  は「我们去北京」と「我们去旅行」との2つの文を
合体させたもの。連動構造と呼んでいます。
是非覚えておいてください。知らないと、「我们去北京旅行」 を見て
私は行く。北京は旅行する。北京があちこち移動するという
奇怪なことになりますのでね。




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