Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


267番:さすらいの青春

  【前回の復習】

Nous étions pourtant depuis dix ans dans ce pays
lorsque Meaulnes arriva.

J'avais quinze ans.  C' était un froid dimanche
de novembre, le premier jour d'automne
qui fît songer à l'hiver.

     訳
私たちは、モーヌがやってきたときには、この地には、しかし10年
は住んでいた。
私は15歳になっていた。 それは11月の寒い日曜日、秋も深まり、
冬を彷彿とさせる最初の日だった。

   《語句》
pourtant (副詞) しかし、けれども、だけど
          接続詞ではなく、副詞なので、文中に挿入可
     C'est pourtant très difficile.  しかしそれは大変難しい。

   《解説》
この物語の出だしでは、

「彼が私たちのところに来たのは189・・・年11月のある日曜日だった。 」

となっていて、それからその地へ移転してきたことが描かれていた。
だからこのサント=アガットに引っ越してきたのは、188・・・年のことで、
語り手の「私」はまだ5歳だったことが、ここでわかる。

モーヌがやってきたのは189・・・年。
物語の語り手の「私」は、この10年の隔たりを、
記憶の中で、ほぼ同時のこととして描いてきたので、
我々読者側も混乱しかけたが、
ここで、はっきりと時系列が明かされている。


   【本日の学習】

Toute la journée, Millie avait attendu une voiture de La Gare qui
devait lui apporter un chapeau pour la mauvaise saison.

        訳
ミリーは1日中、駅の車を待っていた。寒い季節用の帽子を
もってきてもらうことになっていたのだ。

    《単語》
devait ~することになっていた<devoir ~することになっている(予定)
devoir は直説法半過去で、過去における予定、未来、宿命などを表現する





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