264番: サウンド オブ ミュージック(17)
- カテゴリ:日記
- 2020/06/14 09:21:50
【76】
There I sat on a richly-carved, dark chair, which reminded me
somewhat of the choir stalls in the Abbey.
Curiously I looked around for the lion and tiger skins and the strange weapons, but only a few ancient pieces of furniture stood in
the large hall, and two dark oil paintings hung on the wall.
訳
そんなわけで、私は、彫刻のいっぱい施された黒っぽい椅子に
腰掛けました。
それは何だか修道院の聖歌隊席を思い起こす椅子でした。
好奇心にくすぐられ、私は見回して、ライオンとかトラとか
変わった武具なんかを探しましたが、広間にはわずかばかりの
古風な家具、あとは壁に暗い感じの油絵が掛かっているだけでした。
【77】
Through the large windows I had admired from the outside,
the full sun shone on an exquisite staircase, which wound
upwards in an elegant curve.
訳
外ですごいなと思って窓越しに見ていたのですが、
日の光をいっぱいに浴びた見事な階段、それがぐるぐる螺旋しながら
エレガントなカーブを描いて、階上に向かっています。
Through the large windows I had admired from the outside,
the full sun shone on an exquisite staircase, which wound
upwards in an elegant curve.
訳
外ですごいなと思って窓越しに見ていたのですが、
日の光をいっぱいに浴びた見事な階段、それがぐるぐる螺旋しながら
エレガントなカーブを描いて、階上に向かっています。
【78】
The red and white hanging from the wall urned out to be
the largest flag I had ever seen in my life.
It was at least thirty feet long, red — white —red, with
a huge crest in the middle.
訳
壁に垂れている紅白の帯は、私がこれまで見た中で
最も大きな垂れ幕だとわかりました。
長さは少なくとも9メートル(30フィート)、
赤―白―赤で中央に紋章があります。
《単語》
crest (名) 家紋、 紋章
30 feet = 9.144m
The red and white hanging from the wall urned out to be
the largest flag I had ever seen in my life.
It was at least thirty feet long, red — white —red, with
a huge crest in the middle.
訳
壁に垂れている紅白の帯は、私がこれまで見た中で
最も大きな垂れ幕だとわかりました。
長さは少なくとも9メートル(30フィート)、
赤―白―赤で中央に紋章があります。
《単語》
crest (名) 家紋、 紋章
30 feet = 9.144m
【79】
Suddenly I heard quick footsteps behind me, and a full,
resonant voice exclaimed:
" I see you are looking at my flag. "
There he was — the Captain!
The tall, well-dressed gentleman standing beforeme was
certainly a far cry from the old sea wolf of my immagination.
訳
突然、私の後ろでテキパキした足音が聞こえました。
そして大きく鳴り響く声で叫ぶように言いました。
「あなたは旗幕を見ていましたね。」
そこにいたのは ― 大佐でした。
背の高い、正装姿の紳士が私の眼前に立っています。
私の想像から出た前評判とは違って、海の荒くれ男では
ありません。
《単語》
resonant (形) 反響する、鳴り響く
cry (名) 評判、うわさ(マリアが勝手に抱いていたイメージだが、
面白おかしく、このように表現している)
Suddenly I heard quick footsteps behind me, and a full,
resonant voice exclaimed:
" I see you are looking at my flag. "
There he was — the Captain!
The tall, well-dressed gentleman standing beforeme was
certainly a far cry from the old sea wolf of my immagination.
訳
突然、私の後ろでテキパキした足音が聞こえました。
そして大きく鳴り響く声で叫ぶように言いました。
「あなたは旗幕を見ていましたね。」
そこにいたのは ― 大佐でした。
背の高い、正装姿の紳士が私の眼前に立っています。
私の想像から出た前評判とは違って、海の荒くれ男では
ありません。
《単語》
resonant (形) 反響する、鳴り響く
cry (名) 評判、うわさ(マリアが勝手に抱いていたイメージだが、
面白おかしく、このように表現している)
【80】
His air of compelete self-assurance and somewhat lordly bearing
would have frightened me, had it not been for his warm and
hearty handshake.
" I am so glad you have come, Fräulein... "
I filled in,
”Maria. ”
He took me in from top to toe with a quick glance.
All of a sudden I became very conscious of my funny dress,
and sure enough, there I was diving under my helmet again.
訳
大佐の暖かい心からの握手がなければ、
この人の自信あふれる様相と何かしら貴族的物腰で、
私は恐さを感じたかもしれません。
「お会いできてうれしく思います。フロイライン・・・」
「マリアですわ。」
大佐は頭の先から、足の先端まで、一目で私を見て取りましたが
そのとき気づきました。私のドレスのヘンテコなことを。しかも
間違いなく、私の顔半分はヘルメット的帽子の中でした。
《単語》
Fräulein 未婚女性につける敬称 (英語のMiss. に相当。)
(この物語の原文はドイツ語らしいです。)
filled in< fill in ~を書き込む、 埋める
ここでは相手の口ごもったところを「補う」
took me in <take someone in ~を見る、 ~を一目で見て取る
~の人となりを見て取る
His air of compelete self-assurance and somewhat lordly bearing
would have frightened me, had it not been for his warm and
hearty handshake.
" I am so glad you have come, Fräulein... "
I filled in,
”Maria. ”
He took me in from top to toe with a quick glance.
All of a sudden I became very conscious of my funny dress,
and sure enough, there I was diving under my helmet again.
訳
大佐の暖かい心からの握手がなければ、
この人の自信あふれる様相と何かしら貴族的物腰で、
私は恐さを感じたかもしれません。
「お会いできてうれしく思います。フロイライン・・・」
「マリアですわ。」
大佐は頭の先から、足の先端まで、一目で私を見て取りましたが
そのとき気づきました。私のドレスのヘンテコなことを。しかも
間違いなく、私の顔半分はヘルメット的帽子の中でした。
《単語》
Fräulein 未婚女性につける敬称 (英語のMiss. に相当。)
(この物語の原文はドイツ語らしいです。)
filled in< fill in ~を書き込む、 埋める
ここでは相手の口ごもったところを「補う」
took me in <take someone in ~を見る、 ~を一目で見て取る
~の人となりを見て取る
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