261番:サウンド オブ ミュージック(15)
- カテゴリ:日記
- 2020/06/13 15:08:06
【67】
I stopped for a moment, pushed back the nuisance of a hat
impatiently, and looked.
Here now was the place!
訳
私は立ち止まり、鬱陶しい帽子を、いらいらと押し上げ
目を凝らした。
ここだったんだ!
【68】
I was torn by conflicting feelings: there was still the sadness of
the hurried farewell from the beloved sanctuary, and there was a
strong curiosity about the exotic home of a real navy captain,
mixed with some awe of the captain himself...
" But you can't stand here for ever,"
I told myself.
訳
私はふたつの相反する気持ちで引き裂かれそうになりました。
ひとつには、聖域から目まぐるしく別れを告げた悲しさが、
尚もありました。また一方で海軍大佐のエキゾチックな住まい
には強い関心がありました。
さらに大佐その人への畏敬の気持ちも織りなしていました。
「でもここにいつまでも突っ立っていられないわ。」
私は独り言を言いました。
【69】
As I stepped from under the trees to the gravel driveway,
I had a full view of the big grey mansion with a little tower
on the right corner.
訳
樹の下から一歩、敷地内の砂利道に踏み入れます。
お屋敷の全体像が見えました。右隅に小さな塔もある
グレー色の邸宅です。
《単語》
Ivy covered this side of the house. My attention was
immediately attracted by the windows on the first floor.
They were exceptionally tall.
I could see something red and white hanging from a wall inside.
Two steps led up to a heavy, two-winged, arched, oaken door.
訳
蔦が屋敷の一方を覆っていました。私の注意は直ちに
二階の窓に引き寄せられました。
窓はみんな、ことのほか縦長で、内側の壁からは
紅白の幕のような何かが、垂らされてるのがわかりました。
2歩進んで両翼のあるお屋敷玄関に来ました。
それはオーク材でできたアーチ屋根付きの玄関です。
【71】
It opened with a little squeak after I had rung the door-bell.
I asked the good-looking man who stood in the doorway,
dressed in a grey Austrian costume, only with silver s
instead of the familiar staghorn.
訳
呼び鈴を鳴らしました。
ドアは、わずかにきしむ音を立てて開きました。
尋ねた相手は、イケメン男子。戸口に現れました。
グレーのオーストリア衣装を纏っています。
服についていたのは牡鹿の角ではなく、銀色のボタン。