始めの一歩
- カテゴリ:小説/詩
- 2020/06/11 01:51:09
昨日までの心を埋めた
深い深い穴を掘って
少し盛り上がった地面から
微かな叫び声が聞こえる
気にもせず
私はその上に新しい心を打ち建てる
以前より少し大きく
そして堅固な作りで
またいつもの繰り返し
今度の心はいつまで持ちこたえるのだろう
新しい何かを作る時
過去は全て埋めてしまえばいい
その上にふんぞり返って
大空を眺めていればいい
少しばかりの恐怖と
少しばかりの謙虚さを持って
もうすぐ朝日が昇る
大切な始めの一歩
踏み出すのは
右足かそれとも左足か
生きていくということは
歴史を積み重ねていくということ
過去を踏み台に
明日から新しい何かのために進んでいく
問題はそのパワー
最近はそれが欠けてきたかな^^