Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


239番:サウンドオブミュージック

金曜日ではないですけど、きょうは英語も学習します。

 サウンドオブミュージック(日記229番からつづく)

I was still bewildered, everything had happened so fast.
I tried to review the last few hours,
which had passed like a bad dream.

   訳
いろんなことが、あまりにも急展開してしまって
私はまだ困惑状態の中にいました。
これまの数時間、まるで悪夢のように過ぎて行った
この数時間を振り返ってみました。
 
   《単語》
bewildered (形)当惑した、困惑した


After I had come back from Reverend MotherAbbess, my Mistress
of Novices, Frau Rafaela, was already waiting for me
in the candidates' room, her arms full of clothing.
When I had entered the convent a year before, I had exchanged
my Austrian costume for the black dress and black mantilla
of the candidates.

 訳

女子修道院長の下を離れて、それからあと、修道女教学院の先生、
ラファエラ夫人が、候補生の部屋で、もう私を待っていてくれた。
先生の手と脇には、あふれんばかりの衣服が抱え込まれていました。
1年前、私がこの修道院に来たときに、オーストリアの衣装を
候補生が着る黒のドレスと黒のマンティーラに交換されていました。

 《単語》
Reverend ~師 (高位の僧侶につける尊称)
convent 女子修道院  
Frau  ~夫人(ドイツ語で既婚女性につける敬称、英語のMrs.に相当。本文では
       ラファエラ夫人は、尼僧なので、既婚者には当てはまらないが
       年配の女性への敬称なので、とりあえず夫人と訳した。)



My own clothes had been given away during the year to some
needy persons after the Chapter rmeeting had decided I was to be
admitted for reception.                                  

    訳
聖堂参事会議で私が間違いなく修道女となるだろう
との見込みで、私自身の衣服は、その年の間に、
困窮家庭の人たちに分け与えられていたのです。

  《単語》
the Chapter rmeeting  聖堂参事会議

I could see that Frau Rafaela felt embarrassed.
ラファエラ夫人はばつの悪そうな様子でした。


She looked a little helplessly at the clothes on her arm,
which had belonged to another novice who was a little shorter
and wider than I.

     訳
夫人はやや困った風に腕に抱えた衣服を見据えました。
その衣服は、別の修道女候補生のものだったので、
丈が短く、逆に胴回りが大きかったのです。

   《単語》
novice  見習い尼僧

She chose one dress and, obediently, I put on an old -fashoned blue serge
gown with funny latticework around the neck and sleeves.
I put it on three times, because I could not make out which
was front and which was back.


  訳
夫人はドレスをひとつ選びました。私は逆らわず、身にまといました。
袖口と首回りには、格子模様のへんなデザインがついた時代遅れの
ブルーのロングドレスでした。 
このドレスは3度、着直しました。なぜって、どちらが前で
どちらが後ろなのか、私には、さっぱりわかりませんでしたから。

  《単語》
 serge  サージ (綾織の服地)
   (組織点が斜めにならぶので斜文織りともいう)
   (デニムの生地と同じく、2本ないし3本の横糸に、縦糸を通す)
 gown ロングドレス (法衣の意味もありますが、ここではロングドレス)     (尚、日本語では、ガウンの意味で定着していますが、もちろん
    この意味の場合もあります。)
    ときもまれにあります。)

Next came a leather hat, which looked exactly like a fireman's helmet.
It went right down to my brow, and I had to give it a little push when
I wanted to see Frau Rafaela, who just said:


ドレスの次は皮革製の帽子でした。これは消防士さんの
ヘルメットとそっくり。被ると、眉毛のところまで来てしまいます。
なので、ラファエラ夫人を見るときは、
少し帽子を押し上げなければなりません。




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