182番: さすらいの青春
- カテゴリ:日記
- 2020/05/13 05:32:40
前前回の学習は、【143番】
Elle était sortie pour me confier sa détresse.
Tout en me parlant, elle avait essuyé doucement avec son mouchoir
ma figure d'enfant noircie par le voyage.
ma figure d'enfant noircie par le voyage.
Puis elle était rentrée faire le comte de toutes les ouvertures
qu'il allait falloir condamner pour
rendre le logement habitable....
rendre le logement habitable....
訳
彼女は出てきて、私にその悲嘆を打ち明けた。
話しながら、彼女はハンカチで、長旅で汚れた幼い私の顔を拭ってくれた。
話しながら、彼女はハンカチで、長旅で汚れた幼い私の顔を拭ってくれた。
それから彼女は、この住居を住めるようにするために、ふさぐべき
穴が全部でいくつなのかを数えるため、また入っていった。
【語句】
confier (他動詞) 委ねる、頼む、預ける
②打ち明ける
détresse (f) 苦悩、悲嘆 ②苦境、窮乏
tout すべて、全体、そっくり ・・・という意味なのですが、ここでは
{tout + ジェロンディフ}で、「~しながら」という言い回し
tout en marchant 歩きながら
tout en me parlant 話しながら
ジェロンディフとは en + 現在分詞 で構成され、~しながら
~なのだが という幅広い意味とニュアンスを作り出します。
英語でいう「分詞構文」だと思ってください。
figure (f )顔
noircie < noircir (他動詞) 黒くする、汚す
(自動詞) 黒くなる、汚れる
{tout + ジェロンディフ}で、「~しながら」という言い回し
tout en marchant 歩きながら
tout en me parlant 話しながら
ジェロンディフとは en + 現在分詞 で構成され、~しながら
~なのだが という幅広い意味とニュアンスを作り出します。
英語でいう「分詞構文」だと思ってください。
figure (f )顔
noircie < noircir (他動詞) 黒くする、汚す
(自動詞) 黒くなる、汚れる
puis それから
était rentrée < rentrer (自動詞)帰る、戻る、入る
往来を表す自動詞は複合時制での助動詞は être を取る
過去の語りの中で、完了形になっているのは、文字通り
完了表現で
「また入っていってしまった」
と言っている。( êtreの半過去+過去分詞=直説法大過去)
ouvertures (複数形)交渉の開始 < ouverture (f)開始
②穴、隙間 本文では②の意味で、穴
comte (m) 計算、勘定、考慮、考え 本文では、(穴の数を)数えること
condamner (他動詞)刑を宣告する、非難する、咎める
condamner (他動詞)刑を宣告する、非難する、咎める
使用禁止にする、ふさぐ
rendre ~を・・・にする
pour rendre le logement habitable....
住居を住めるようにするためには
falloir 必要である
ouvertures qu'il allait falloir condamner
ふさぐべき穴
(少し面白い表現なので、一言) :穴をふさぐという言い方が
穴を使用禁止にする、という言い方をしている点、とても面白いと思います。
【前回の学習は163番】
Quant à moi, coiffé d'un grand chapeau de paille à rubans,
j'étais resté là, sur le gravier de cette cour étrangêre, à
attendre, à fureter petritement autour du puits et sous le
hangar.
j'étais resté là, sur le gravier de cette cour étrangêre, à
attendre, à fureter petritement autour du puits et sous le
hangar.
私はといえば、リボンの付いた大きな麦わら帽を被って
この見知らぬ校庭の砂利の上に立ち残り、井戸の周りやら、
物置の下を恐るおそる見て回ったりした。
quant à ~に関しては
coiffé de ~をかぶった < coiffér (他動詞)(頭に)をかぶせる
paille (f)麦わら
j'étais resté là 私はそこに残っていた
gravier (m)砂利、小石
cour (f)中庭、校庭
étrangêre < étranger 外国の、未知の、よその、他人の
fureter (自動詞)探し回る、あさり回る、詮索する
petritement 細々と
puits (m) 井戸
autour まわりに
autour de ~ のまわりに
autour de le puits →縮約→ autour du puits 井戸の周りを(で)
hangar (m) 納屋、物置、倉庫
【本日分】
C'est ainsi, du moins, que j'imagine aujourd'hui notre arrivée.
訳
到着した日のことを、このような有様で、今になって私は思い描くのである。
【語句】
du moins 少なくとも, とにかく
(過去のことで記憶は、まばらだが、少なくともという意味)
aujourd'hui 「きょう」という意味だが、ここでは、昨日、きょうの意味では
なく、「今日になって」、「今振り返って」という意味
c'est ainsi que ~ ~以下は、このようである。
imagine < imaginer (他動詞) 思い描く、想像する