フランス語臨時授業
- カテゴリ:日記
- 2020/04/28 15:22:06
4月21日(火)フランス語臨時学習
アマゾンで注文していたNHKフランス語ラジオ講座テキスト
2010年11月号が送られてきました。
きょうはフランス語学習の日ではないのですが、臨時開講です。
まず、先日出くわした「重複合時制」について
ゴタぴょんと同じように、不思議がっていた人のブログを見つけました。
もう一度、コピペします。
★
「まいにちフランス語 応用編」(川竹先生、ジョジアーヌ先生)のLeçon14(11月19日)に出てきた、カルメンの台詞:
Quand j'ai eu dansé, ton lieutenant s'est permi de me dire qu'il m'adorait...
(テキストの訳:私が踊り終わるなり、あんたの中尉さんはわたしに首っ丈だとずうずうしくもおっしゃったわ。)
を例文として覚えようとしたのです(笑)が、「j'ai eu dansé」でひっかかりました。意味は納得がいきます。「踊り終わった」ということですね。英語では直訳だと when I had danced だけど、むしろ when I finished dancing かな。でも、「j'ai eu」(複合過去)+「過去分詞」? こんな時制あったかしらん?
検索してみると「重複合過去」というらしい。「じゅう ふくごう かこ?」それとも「ちょう ふくごう かこ?」と読むの?旺文社プチロワイヤル仏和辞典の最後の文法解説を見ると、
日常語では、複合過去が表す事態の直前に完了した事柄を表すために、
<<助動詞の複合過去+過去分詞>>の重複合過去 passé surcomposé を用いることがある
ということだそうです。それから川竹先生のテキストの解説を見ると(なぜ最初にこっちを見ない!?)
助動詞の複合過去+過去分詞という形のいわゆる「複複合過去」。主節の複合過去に対し、
その直前に完了した過去を従属節で言うときに使います。使われなくなった前過去形に代わる時制。
Quand j'ai eu dansé, ton lieutenant s'est permi de me dire qu'il m'adorait...
(テキストの訳:私が踊り終わるなり、あんたの中尉さんはわたしに首っ丈だとずうずうしくもおっしゃったわ。)
を例文として覚えようとしたのです(笑)が、「j'ai eu dansé」でひっかかりました。意味は納得がいきます。「踊り終わった」ということですね。英語では直訳だと when I had danced だけど、むしろ when I finished dancing かな。でも、「j'ai eu」(複合過去)+「過去分詞」? こんな時制あったかしらん?
検索してみると「重複合過去」というらしい。「じゅう ふくごう かこ?」それとも「ちょう ふくごう かこ?」と読むの?旺文社プチロワイヤル仏和辞典の最後の文法解説を見ると、
日常語では、複合過去が表す事態の直前に完了した事柄を表すために、
<<助動詞の複合過去+過去分詞>>の重複合過去 passé surcomposé を用いることがある
ということだそうです。それから川竹先生のテキストの解説を見ると(なぜ最初にこっちを見ない!?)
助動詞の複合過去+過去分詞という形のいわゆる「複複合過去」。主節の複合過去に対し、
その直前に完了した過去を従属節で言うときに使います。使われなくなった前過去形に代わる時制。
★
さて、送られてきたテキストでは、
Jose: Tu as dansé?
君は踊ったのかい?
Carmen: Oui, et quand j'ai eu dansé , ton lieutenant s'est permi de
me dire qu'il m'adorait...
ええ、踊ったわ。踊り終えたら、あなたの中尉さんが
ずけずけと、私を好きだとおっしゃったわ。
【語句】
permi < permettre の過去分詞 permis のことか
se permettre 自分に~を許す
se permettre de + 不定詞 あえて~する、遠慮なく~する
adorait < adorer (他動詞) 大好きである、熱愛する
J'adore le champagne. 私はシャンパンが大好きだ。
この重複合過去は、使われなくなった「前過去」の代わりに
使われるようになったのだそうです。
前過去とは、単純過去に対する過去。
尚、学校文法というか、規範文法にのっとればここは、
Oui, et quand j'avait dansé, ton lieutenant s'est permi de
me dire qu'il m'adorait...
と、大過去時制になるところ。なぜ、大過去を避けて、わざわざ、
破格文法にしたのだろう?
おそらく、過去の過去ではなく、「過去の直前」を表現
するために、あえてこういう言い回しにしたのだと思います。
重複合過去、私も一度、フランス人相手に、こんなしゃべり方をして
反応を見てみたい。