97番: サウンドオブミュージック(第5回)
- カテゴリ:日記
- 2020/04/02 22:07:25
4月3日(金)
【先週までの復習】
Someone tapped me on the shoulder.
I looked up from the exercise books of my young pupils, which I was
just correcting into the lined, kindly face of a little lay sister.
"Reverend Mother Abbess expects you in her private parlour,"
she whispered.
Before I could close my mouth, which had opened in astonishment,
the door shut behind the small figure. Lay sisters were not supposed
to converse with candidates for the novitate.
I could hardly believe my ears. We candidates saw Reverend Mother Abbess only from afar in choir. We were the lowest of the low,
living on the outskirts of the novitate, wearing our black mantillas,
waiting with eager anticipation for our reception into the novitate.
I had just finished the State Teachers' Course for Progressive Education
in Vienna and had to get my diploma before the heavy doors
of the enclosure would shut behind me - for ever.
It was unheard of that Reverend Mother Abbess should call for a candidate.
What might this mean ?
Her private parlour was far at the other end of the old Abbey,
and I chose the longest detour to go there,
in order to gain time for examining my conscience.
I was the black sheep of the community; there was no doubt about that.
I never meant anything bad,
but my upbringing had been more that that of a wild boy than that of a young lady.
誰かが私の肩をポンとたたいた。
見上げてみると修道女の、皺があるけど優しい顔がありました。
私は小さな生徒たちのドリルの添削作業をしていたのでした。
「修道長が執務室でお呼びですよ。」
彼女はささやき声で言いました。
あっけにとられた私は、この修道女の姿がドアを閉めて出て消え去るまで、
ポカンと口を開けたままでした。修道女は、見習生とは会話をしないものと
されていたのです。
私は耳を疑いました。私たち見習生は修道長に会えるのは、聖歌隊で歌っている
とき、遠くで見るだけですから.
見習生の序列は修道女候補生の中でも一番下だったのです。
黒のマンティーラをかぶってはいるが、
候補生に迎え入れられるのを、今か今かと待つ身分でした。
私は、ウィーン進歩主義教育の教職課程を終えたばかりで、
修道女受け入れ期間中・・・過ぎれば、おしまい・・・に、
卒業証書を得なければ、
なりませんでした。
修道院長が、候補生を呼び出すなんてことは、前代未聞です。
これって、どういう意味なのでしょう?
院長の応接用私室は、この古い修道院の、向こう側にありりました。
院長の応接用私室は、この古い修道院の、向こう側にありりました。
私は、その一番遠回りになる行き方をしました。
自分の良心を確かめる時間を稼ぎながら。
私は、この共同体の、やっかい者でした; それは、間違いのないところ。
わるぎは、ないのですが、育ちは、淑女というより、
私は、この共同体の、やっかい者でした; それは、間違いのないところ。
わるぎは、ないのですが、育ちは、淑女というより、
やんちゃ少年のおいたちです。
【きょうの学習】
Time and again I had been warned by the Mistress of Novices that I could not race over the staircase like that, taking two and three steps at a time ; that I definitely could not slide down the banister ; that whistling, even the whistling of sacred tunes, had never been heard in these venerable rooms before ; that jumping over the chimneys on the flat roof of the school wing was not fitting for an aspirant to the novitiate of the holy Order of Saint Benedict.
I agreed whole-heartedly each time, but the trouble was, there were so many trespasses occurring every day.
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I agreed whole-heartedly each time, but the trouble was, there were so many trespasses occurring every day.
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再三再四、私は、教育長から、注意を受けていました。階段をそんなスピードで、走っては、いけません、とか、二段、三段と、一度に、跳ねて、登り降りしないこと、とか、手すりを滑り降りるのは、絶対に、だめ、だとか、この厳かな修道院では、(どこの部屋であっても)口笛を吹くなんて、前代未聞、(だめです。)それが、聖歌であっても。校舎の平屋根の煙突から、飛び降りるだなんて、聖ベネディクト修道会の準尼僧候補生のすることではない、などなど。
私は、注意されるたび、つくづく、そうだと思った。でも、難儀なことに、来る日も来る日も、規則違反を犯してばかりでした。
私は、注意されるたび、つくづく、そうだと思った。でも、難儀なことに、来る日も来る日も、規則違反を犯してばかりでした。
【コメント】
注釈を入れる箇所は特にないように思われますが、文法、語法について、疑問など
ありましたら、コメントでお知らせください。
つづく
ゴタ