ジャガンの旅 第3章 4
- カテゴリ:自作小説
- 2020/03/26 18:14:30
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ジャガン『精神を司る眠りの精霊よ。血の盟約に従いかの者を深き眠りに誘え』
見張りを静かに処理するとシルバが持ってきた縄で手足を縛り口に布で目覚めても声を出せないようにする。
寝室で寝ている皇帝パウルを確認したときジャガンは一気に頭に血が昇るのを感じた。
・・・こいつさえ居なければ父さんは死ななかった。
・・・こいつさえ居なければ母さんは死ななかった。
こいつさえ・・・
エリカ「!!ダメよ。殺しては」
ジャガン「こいつさえ居なければ・・・死ななかったんだ」
エレオノール「・・・確かにこいつは愚弟だが殺すのはわしとしても避けてほしいのう」
エリカ「あんなにやさしかったじゃない。動物たちもジャガンがとても好き。
殺してはダメよ」
シルバ「先ほど見事に眠りの魔法使ったが記憶を失わせるようなやつはないのか?」
エリカ「もし殺したら機械公国との血で血を洗う争いはなくならなくなるのよ。
殺してはダメ!」
ジャガンは呼吸を整え魔法の呪文を紡ぐ。
『精神を司る記憶の精霊よ。血の盟約に従いかの者を永遠に記憶を消滅させよ』
見張りを静かに処理するとシルバが持ってきた縄で手足を縛り口に布で目覚めても声を出せないようにする。
寝室で寝ている皇帝パウルを確認したときジャガンは一気に頭に血が昇るのを感じた。
・・・こいつさえ居なければ父さんは死ななかった。
・・・こいつさえ居なければ母さんは死ななかった。
こいつさえ・・・
エリカ「!!ダメよ。殺しては」
ジャガン「こいつさえ居なければ・・・死ななかったんだ」
エレオノール「・・・確かにこいつは愚弟だが殺すのはわしとしても避けてほしいのう」
エリカ「あんなにやさしかったじゃない。動物たちもジャガンがとても好き。
殺してはダメよ」
シルバ「先ほど見事に眠りの魔法使ったが記憶を失わせるようなやつはないのか?」
エリカ「もし殺したら機械公国との血で血を洗う争いはなくならなくなるのよ。
殺してはダメ!」
ジャガンは呼吸を整え魔法の呪文を紡ぐ。
『精神を司る記憶の精霊よ。血の盟約に従いかの者を永遠に記憶を消滅させよ』
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