ジャガンの旅 第2章 枢機卿の手腕 1
- カテゴリ:自作小説
- 2020/03/25 10:34:48
第2章
1
キペペオ〔こちらにほどよく隠れられそうな家屋があります。
とりあえずそこまで避難しましょう〕
*
古びた廃屋のような石畳の屋敷は窓が一つあり、鍵もかかっていない。
キペペオと3人はその屋敷に忍び込んだ。
エリカ「ねえ、・・・あそこの机で寝ている人。あれ死んでいるんじゃない?」
窓からはわからなかったが・・・ぴくりとも動かない人がいる。
シルバ「拘束するから生存確認していいか?」
ジャガン「わかった。魔法の用意しておく」
シルバは男を揺さぶり起きるかどうか試す。
「・・ゲホッ、ゲホゲホ。ゼイゼイゲホッ」
ジャガン「大丈夫か?」
魔法の用意は充分だ。いつでも静かに倒せる。
「・・・ゲホッ、心配いらん。今日で7回目に心臓が止まっただけだ。
いつも平均108回は心臓が止まるからな。問題はない」
エリカ「・・・それって大丈夫と言えるの?」
「ああ、心配ない。どうにか生きてる。ところでお前たちは何だ?」
シルバ「・・・旅人よ。奴隷にされそうだから逃げてきたの」
「・・・ああ、それは済まないことをした。まったくこのところ教義の解釈をむちゃくちゃにして自分勝手にのさばる奴らが多すぎる。・・・ああ、わしか?
エレオノール枢機卿だ。・・・できればお前達の名前も聞かせて貰いたいね」
ジャガン「魔王グルドゥムの息子、ジャガンだ」
シルバ「!!」
エリカ「!!」
キペペオ〔ジャガン様、よろしいのですか?〕
ジャガン「協力者はどうしても必要になる。かまわん」
エレオノール「・・・そうか、弟が謝って済む問題ではないことをしたようだの」
ジャガン「父を知っているのか?」
エレオノール「学問に明るい方だったと聞いている。魔族だと言うが魔法が使え長寿というだけだ。弟のしたことは人間の逆恨みだな」
キペペオ〔こちらにほどよく隠れられそうな家屋があります。
とりあえずそこまで避難しましょう〕
*
古びた廃屋のような石畳の屋敷は窓が一つあり、鍵もかかっていない。
キペペオと3人はその屋敷に忍び込んだ。
エリカ「ねえ、・・・あそこの机で寝ている人。あれ死んでいるんじゃない?」
窓からはわからなかったが・・・ぴくりとも動かない人がいる。
シルバ「拘束するから生存確認していいか?」
ジャガン「わかった。魔法の用意しておく」
シルバは男を揺さぶり起きるかどうか試す。
「・・ゲホッ、ゲホゲホ。ゼイゼイゲホッ」
ジャガン「大丈夫か?」
魔法の用意は充分だ。いつでも静かに倒せる。
「・・・ゲホッ、心配いらん。今日で7回目に心臓が止まっただけだ。
いつも平均108回は心臓が止まるからな。問題はない」
エリカ「・・・それって大丈夫と言えるの?」
「ああ、心配ない。どうにか生きてる。ところでお前たちは何だ?」
シルバ「・・・旅人よ。奴隷にされそうだから逃げてきたの」
「・・・ああ、それは済まないことをした。まったくこのところ教義の解釈をむちゃくちゃにして自分勝手にのさばる奴らが多すぎる。・・・ああ、わしか?
エレオノール枢機卿だ。・・・できればお前達の名前も聞かせて貰いたいね」
ジャガン「魔王グルドゥムの息子、ジャガンだ」
シルバ「!!」
エリカ「!!」
キペペオ〔ジャガン様、よろしいのですか?〕
ジャガン「協力者はどうしても必要になる。かまわん」
エレオノール「・・・そうか、弟が謝って済む問題ではないことをしたようだの」
ジャガン「父を知っているのか?」
エレオノール「学問に明るい方だったと聞いている。魔族だと言うが魔法が使え長寿というだけだ。弟のしたことは人間の逆恨みだな」
2
寝る前の一時の楽しみになっています。。b
これでもジャガンの右腕だから猿そのものではなんだから猿のようにとしたよ
奴隷達の故郷で仲間なるつもり。
開放された奴隷たちがどこ行ったか気になりました。味方になってくれるのかな?
キペペオは猿のように鳴く、ということは猿ではないのね(笑)
不思議動物かわいい(^^)♪