Nicotto Town



ジャガンの旅 第1章 4

 森に囲まれた高い歴史のありそうな古い城壁の中にエルバ共和国があるらしい。
しかし、住民は・・・女性ばかりだ。
ユニコーンは乙女にしか心を許さないと聞く。
つまり、ユニコーン騎士団は女性だけで構成された戦闘集団か・・・
男が奴隷のように働いている。
ジャガン「・・・ここでは男の扱いはどうなっているんだ?」
エリカ「夫婦になっても夫は妻に一生従うのよ。ここではね」
ジャガン「・・・俺は独身を貫くぞ!」
エリカ「何言っているのよ。早く騎士団長に会いましょ」
訓練用の闘技場で2人のユニコーン騎士団が戦っている。
「皆の者。騎士団長シルバ様がお見えだ。挨拶をせよ」
号令が聞こえた。
エリカは騎士団長に跪いている。
シルバ「そこの者、お前は何故跪かない?この国の風習を知らないのか?」
ジャガン「お前が誰かは知らん。この場にそう長く留まるつもりも無い。俺は機械公国に行きたいだけだ。人間世界を旅出来たらそれでいい」
エリカ「・・・ちょっと争いごとは駄目よ」
シルバ「威勢がいいな。気に入った。お前、私と勝負しろ。私が勝ったら私の夫婦になれ」
ジャガンは見た目は少年だ。
ジャガン「それで俺に何のメリットがある?」
シルバ「私が負けたらお前の言うことを何でも聞こう」




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