惑星キチェケ 10
- カテゴリ:自作小説
- 2020/03/07 14:54:37
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ルアル首脳が逮捕されると、タイヤール首脳の仲立ちで西カンテロと東カンテロが統合した。もともと同じ民族のため双方から歓迎される。
こうなると、地政学としてまた違う見方をする必要がある。
核なき平和を宣言したとはいえこれはカンテロの中での話であった。
それでもタイヤールが歓迎せざるを得なかったのはルアルの無知のせいだったが、今は逮捕されて政治家としては居ない。
ただ、西カンテロのミサイルはタイヤールにも向いていたし世界にも向いていたが、
西カンテロの元飼い主であったイコノモスにも向いていた。
西カンテロの本来の願いはイコノモスの支配下から離れたいであったのだ。
世界はこれを読み取れば良い。
そして、タイヤールもイコノモスも核兵器を捨てるならカンテロも核兵器を捨てざるを得ないし、それで世界から核兵器は無くなるはずだ。
こうなると、地政学としてまた違う見方をする必要がある。
核なき平和を宣言したとはいえこれはカンテロの中での話であった。
それでもタイヤールが歓迎せざるを得なかったのはルアルの無知のせいだったが、今は逮捕されて政治家としては居ない。
ただ、西カンテロのミサイルはタイヤールにも向いていたし世界にも向いていたが、
西カンテロの元飼い主であったイコノモスにも向いていた。
西カンテロの本来の願いはイコノモスの支配下から離れたいであったのだ。
世界はこれを読み取れば良い。
そして、タイヤールもイコノモスも核兵器を捨てるならカンテロも核兵器を捨てざるを得ないし、それで世界から核兵器は無くなるはずだ。
もしカンテロをイコノモスにとっての第三国としての位置づけとするならイコノモスは戦力を分散せざるを得なくなる。
ルアルは島国である。巨大な大陸を囲む島国の一つだ。
海軍に力を付け世界に乗り出す気でいたイコノモスだがルアルの領海を通らなければ世界を攻撃できない形であるのがルアルの島国としての地政学としての価値なのだ。
タイヤールはイコノモスまで手の届く範囲に基地を置きたい。
つまり、ルアルの都合ではなくタイヤールの都合でルアルの土地を借りてでも基地を作りたいになるのだ。
タイヤールの態度が悪ければいつでも追い出せる都合のいい番犬を飼えるルアル。
海軍に力を付け世界に乗り出す気でいたイコノモスだがルアルの領海を通らなければ世界を攻撃できない形であるのがルアルの島国としての地政学としての価値なのだ。
タイヤールはイコノモスまで手の届く範囲に基地を置きたい。
つまり、ルアルの都合ではなくタイヤールの都合でルアルの土地を借りてでも基地を作りたいになるのだ。
タイヤールの態度が悪ければいつでも追い出せる都合のいい番犬を飼えるルアル。
しかし、ギョロメやアクドイカオはそのまま世界の軍事力縮小を考え、ルアルからタイヤールの軍備の撤退を考えているようだ。
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