Nicotto Town



惑星キチェケ 7


 タイヤール連邦は世界の軍事の6割持っている強国であり世界のあちこちに在留軍隊を持っている。
しかし、技術製品でルアルに職を奪われたと嘆く人々が多く貿易摩擦があった。
ルアルは外国人を学生名目実質労働者として安く雇い低賃金で働かせていた。
イコノモスは工業汚染と自国民に向けての独裁と一次生産では世界の工場と呼ばれてもそれは安い労働力に支えられてのことであった。多くの労働者を提供していたイコノモスだが労働者が持ち帰った技術で少しづつ発展しいずれは軍事力ですら世界一の規模になるとみられていた。
ルアルの政治家は市民を虐げ税を重くし豪遊と国有資産を売って懐を増やすことばかり考えていた。
ルアルの水の権利すら売ろうとしている。
(大陸ほど水が貴重な上イコノモスでは汚染されている)
ギョロメやアクドイカオは野党政治家の立場からルアルの未来を変えたくてヤドカリに接触を試みたのだ、
ルアル首脳はタイヤールの軍事基地として浜辺の埋め立てを計画していたが惑星キチェケ固有種の多くの自然を破壊するとして世界中から非難が寄せられる。
原発輸出、景気回復と失態を続けている彼にいくら不正選挙での支持があろうとも持たないことは明らかであった。彼は首脳を辞めれば逮捕される道しかないのでかなり動揺する。
タイヤール連邦の航空装備を(地球の日本のお金換算でおよそ12兆)購入する。
内訳はミサイル迎撃ミサイル5基。航空戦闘機をソフトウェア抜きで100機。
垂直離着機15機であった。
その予算はルアルの市民にさらなる税を課し、垂直離着機は事故を起こしてあちこちに水落していた。
垂直離着機はヘリコプターにも飛行機にもなれるアイデアは画期的だが実際は腕にある推進部に対し胴体が逆上がりしようとして慣性でパイロットを混乱させ墜落させていた。
基地周辺ではデモが起こり続ける。
タイヤール連邦もイコノモス共和国の軍事強国化を黙って見過ごすわけがない。
しかし、現状はタイヤールでも手が出せずにいた。
ルアルの政権が売れる物が無くなればタイヤールとの条約を破棄してイコノモス側に付こうとしていたのだ。国民の奴隷化、兵士化すら進めていた。
イコノモスは西カンテロに各地を威嚇するがミサイル実験で大気圏再突入成功と地下核爆弾実験成功を成し遂げると態度を変えていた。西カンテロは必要となればタイヤール首都にミサイル攻撃すらできるのだ。
しかし、ルアル首脳は東カンテロを煽り戦争を煽る。
結果、ついに周囲には孤立した東カンテロはに西カンテロと平和条約の約束を成した。
これの意味することをルアル首脳はわからずにいる。
本来何をすべきだったのか。そして、それはもう間に合わないことがわからずにいるのだ。




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