Nicotto Town



 惑星キチェケ 2

  惑星キチェケは一つの大陸だけがある惑星だ。半分が大陸、半分が海という具合だ。
この惑星はプレート運動しないから火山は五つしかない。
最大の火山ヴォロンタその周りに四つの火山。
三つ並ぶようにベルク、モンス、ガラ。ヴォロンタの少し南にシャンの火山がある。
また、惑星が一度膨張して収縮したあとと思われるが二種類の皺でできた山脈。
大陸から海に伸びるように皺の山脈がそびえこの皺の半島は海に突き出す形だが太く大きい。(大陸が収縮して海に沈み込んだことによる皺)
大陸を取り囲むように皺の島国が何重にも取り囲む。
大陸の小さな山脈はこの皺が大陸に及んだものだが大陸の皺は規模は小さく先ほどの二種類の原理が複合してできている。
 この惑星は小さい。しかしながら比重は重くそれにより惑星の収縮が起きたと思われる。
太陽系の水星の皺の山脈のようなものだ。
大陸の外側ほど皺の島国は小さくなるが大陸の反対にある海の底は何もない。
地球の海の底には海底火山があるからエネルギーを得ている生物はいるがこの惑星はもう地熱は冷えてしまっているので海底は生物の墓場だ。
 海は水色をしている。水はちゃんと透明だ。海が水色なのはすべて水色のプランクトンがいるからなのだ。海の生物はこのプランクトンを食べて大きく育つ。
水色のプランクトンは光合成のプランクトンである。
 大地は赤い。酸化鉄を含む金属が砂や岩石として大陸を赤く染めている。
大陸の中央は広い範囲で砂漠に覆われ海に近い範囲だけ雨が降るため青色の植物が茂る。
太陽は赤色矮星で寿命は長く、この惑星も100億年経過している。
 植物が青いのは恒星が赤色矮星で赤色の光を多く発するという理由ばかりではない。
この惑星では鉄が比較的多く、また銅も多い。動物の体液は鉄を元素に作られるから赤色の血を流すが植物や植物性プランクトンの体液は銅の元素をもとにしている。
この銅が酸化することで青色をするのだ。
(地球のイカの血が青いように。イカの血が赤いのは酸化によるものであるため、夜の間は無色で朝が来たら一斉に植物たちは青く染めるのだ)
植物は体内に光合成の微生物を飼い酸素やエネルギーを作ると根にある本体が大きく育ち地下茎で広がる地球の珊瑚のような存在だ。
プランクトンも体内で光合成の微生物を飼うから水色である。




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