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五飯田八宝菜の語学学習日記


ゴタの日記 2020年2月19日(水)

2月19日(水)


宇宙の始まりは、160億年まえのビッグバンからだと、言われております。
しかし。仏法では、もっともっともっと昔から世界があるらしい。

1つのビッグバンを1つの宇宙とすると、さらにその上の宇宙を考える。
始まりのないはるかな昔、ということで、仏が世に現れて、
無始以来の時を経過しているということになっています。


仏教が生まれる前、古代インドでは、バラモン教の影響で
転回輪生(てんねりんしょう)思想が遍く広まっていました。

ブッダはその思想を継承して、悟りを得た、とされています。

なので、仏教とは、堕落したバラモン教の矯正
だったと主張する学者もいます。

前世なんて、私たちには、まるで記憶がないのだから、

 「ええかげんなことを言うな。」

と言って、一蹴する気にもなりますが・・・

まあ、その前世とは、必ずしも、この地球上の前世とは限らず、
どこか別の宇宙で生じた生命体の自分が存在して、それが、
億千万那由他阿僧祇劫だか何だか知らないが、想像を絶するほど遠い過去世に
自分がいて、その続きを生きている、と考えたのが、
古代インドの思想だったのでしょう。


お釈迦様が、菩提樹の下で悟った内容は、十二因縁だとされていますが、
これは、12種類の因縁を悟ったというわけではなく
、一つの因縁、因果法則を
12通りの見地で観察した、といったほうが、正しい。

現在の自分の境遇は、過去世からの結果を受けて成立している。

それで、境遇はそのまま受け入れる、というのが悟りのようです。

お釈迦様は、出家するまえに、
小鳥が虫を啄むのを見ては悩んだ、とされています。
悟りを得た後、それらの悩みがどのように、解決したかを
解説したお経文は見つかっていません。

見つかっていなくても、12因縁を悟っただけで、その問題は解決されています。

少年だった出家前のシダッタ王子には、小鳥が虫を食べるのは
残酷に映ったかもしれません。

しかし、それは過去の因縁です。
どういうことかというと

食べられた虫は、前世で小鳥だった。同じく、その小鳥が虫を食べた。
そのとき食べられた虫が今の小鳥だったとしたら、問題は解決しています。
相見互いですから。




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