ゴタの過去の日記2010年6月20日
- カテゴリ:日記
- 2020/02/13 22:21:28
2010年 6月20日(日)
【タクシーの中で】
「 あんた、おばあちゃんに、何の本、買うてもろたんえ?」
「 これ!」
「 何?猫の気持ちが、わかる本?」
「 お客さん、 話の途中で、すみません。
もう、そこ、別当町ですし、あと、どう行けば、よろしいですか?」
「 左に、ドンクがあるから、その前で、止めてもらえます?
あっ、そこでいいです。ありがとう。えーと、
2520円なあ。はい、ほな、これ。」 「 ありがとうございます。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「 あっ、山田さん、
こんなとこで、何してはりますねん?
みんな、探してましてんで。」
「 え?何ですのん?」
「 テレビの収録取材ですよ。 早く行きましょう。
もう、みんな、東大寺で、待ってますで。」
「 えっ?。東大寺?」
「 先日、申し上げました例の水曜スペシャル
ヾ(@^▽^@)ノ
【仏像の気持ちがわかる男、巨匠・山田錦】
の収録は、きょうなのですよ。」
ヾ(@°▽°@)ノ
【東大寺にて】
テレビ局スタッフ。
「 あ、山田さん。待ってました。始めましょう。」
アナウンサー。
「 さあ、テレビの前のみなさん、
今夜は、仏像の気持ちがわかる、不思議な、
パワーの持ち主、山田さんに、おいでいただきました。
では、さっそく、ご紹介しましょう。山田さん、どうぞ。」
「 あ、どうも。」
「 さっそく、ですが、山田さん、今、この奈良の大仏さんは、
どんな気持ちでいるのか、その気持ちを、聞いていただけますか?」
「 はい、今、この大仏さんは、ちょっと、
背中がかゆいので、掻いてほしいと、言っています。」
「 わかりました。では、スタッフの方。
ハシゴの用意を、お願いします。・・・
さあ、今、ハシゴが懸けられました。
お坊様が、熊手をもって、登り始めました。
・・・・
そして、・・
そして、今、仏像の、背中を、掻き始めました。
ゴシゴシ掻いています。
ああっ。ご覧ください。
不思議なことに、仏像の、表情が、少し変わりました。
気持ち良さそうです。
奈良の仏像、恍惚とした表情に変わりました。
これは、すごい。山田さんの、超能力は、すごいです。」
「 こちら、スタジオです。 さあ、スタジオには、
菅首相に、お越しいただきました。
首相より、山田さんに、国師号が、贈られます。」
「 山田さん。山田さん。ドン、、ドン、いいですか?」
・・・・
「 運転手さん、いいですか?
すみません、おやすみのところ。」
「 あっ、ああ、夢だったか。あ、お客様、どうぞ。」
「 祇園まで、おねがいします。」
・・・ところで、運転手さん、何の夢を
見てはりましたの?」
「 はあ、それが、山田国師になった夢で、国師って、
何のことか、わからん。国民栄誉賞の方が、よかったのに!」
「 国師って、夢想国師みたいな?」
「 さあ、私は、国士無双なら、 何度か、上がったことありますけど。」
「 それって、麻雀のことですか?」
「 そうです。でも、もう、昔の話です。
「 うーん、麻雀で、国民栄誉賞は、
ちと、難しいんちゃいまっか。」
「 そんなん、私は、望んでいませんよ。変な夢だったなあ。」
ゴタ(山田 錦)