Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


ゴタの日記2014年5月16日(月)2

5月16日(月)2

   【清水寺】

 
   拝観料は、300円。拝観券を買っていただくよう、促します。
   きょうの契約は、ゴタのガイド料金だけ。交通費も、拝観料も、
   お客様負担になります。

   今更、悩むことも、ないと思うのですが。なぜなら、清水寺は300円、
   二条城が、600円で、金閣寺は、400円、ということを、前もって、
   メールで、説明していたからだ。

   ローラさんは、こうおっしゃいます。

    「仁王門も見ましたし、随求道も見ました。中に入っても、
     ガイドブックには、聖観音像は、見ることができない、と
     書かれています。」

   なるほど。お好きなように。私ゃ、どちらでもよろしいので。でも、
   ここまで来たら、入れば?

   しばらくして、(after a long time) ローラさんは、思い直したように、
   拝観券売り場に並びます。結局、お買い求め。

   
     【濡れて観音】

      石像の頭部に、水を注ぐと、光の屈折が生じて、
   お顔が、笑っているように「見えます。
  
   ゴタ、水を張った柄杓を観音さまの頭に注ぎます。


ゴタ  : Look into the window.. She is smiling.
      見て、見て。笑っているから。


ローラさん:Oh, Great. I'll take a picture.
      Please Mr. Gota, keep pouring
      water onto the head of the Kannon.
      すごいわね。写真を撮るわ。
      ねえ、水をかけ続けてちょうだい、その観音さまの頭に。


  たいてい、お客様は、「お祈りしましょう。」
  といえば、手を合わせて、お祈りして下さるのですが、ローラさんは、
  観音さまの写真を撮ります。水を掛ける前のお顔と、掛けているときの
  お顔を。ビフォーと、アフターのお顔を。
  あっぱれ。
  科学者の素質あり。

  小保方さんだって、画像をちゃんと、そのつど、丹念に撮っておけば、
  何も問題はなかったと思うのですが、本当にお気の毒だと思います。
  挙げ句の果てに、スタップ細胞の存在まで、疑われてしまって・・・

      
    【国宝、本堂】

  轟門は工事中です。左横へ回り込んで、本堂に。ちょうど、弁慶の
  錫杖のところに出ます。鉄の大きな錫杖があるのですが、
  片手で、持ち上げることが出来ると、お金持ちになるのだとか。

  いや、そもそも、弁慶が使っていた、という話自体が、うそですので。
  明治時代、山伏が修行で、使っていた用具です。
  清水寺は、六宗兼学の寺。念仏でも、山伏でも、何でもあり。
                 
  本堂は、大黒様が出迎えます。
  私たちの知っている大黒さまは、七福神のひとり、としての大黒様ですが、
  寺には、ヒンドゥー教の神としての、マハーカーラが、仏教に取り入れられ、
  仏法守護者として、天部に属します。

    氏名: 出世大黒天
    所属: 天部
    出身: ヒンドゥー教
    担当: 仏法守護 
    住所: 清水寺
    自家用車:米俵
    仕事道具:打ちでの小槌

      
    【舞台】 
    
   Weblio という自動翻訳機があります。面白いので、みなさんも、是非
   やってみてください。

   日本語を入れると、右側に、英語での翻訳が出てきます。
   我々、通訳ガイドから、またひとつ、翻訳の仕事が消えそうです。
   いやな時代になりましたね。

   ちょっと、試してみますと、

   えーと、じゃ、日本語を左に入れます。こういう文にしました。

   清水の舞台は、何のためにあるのですか?
   舞台でしたら、ショーや踊りをするのでしょう。


   翻訳をクリックすると、

    What is the stage of the Kiyomizu temple for?
    The stage will do a show and a dance.

   しかも、英語の音声を聞くことができます。
   すごいわ。


   やってみなはれ。

     http://translate.weblio.jp/


   忠僕茶屋で、ジュースを飲み、休憩することに。
   西郷隆盛と、月照に最後まで、お供をした忠僕、大槻重助ゆかりの茶屋。

   九州下向に付き従った大槻重助(おおつきじゅうすけ)は、月照の錦江湾
   での入水自殺後、京都に戻りますが、月照の九州逃亡を助けたかどで、
   幕府に捕らえられ、投獄の憂き目にあいます。

   釈放後は、清水の地で、月照らの墓守をしました。
   ここに、その生計のため、茶屋を開いたのでした。
   月照の弟子、忍慶住寺が、大槻重助の子孫に、店の営業権を保証。
   以後、茶屋は、「忠僕茶屋」として、今に至っています。

   そう思うと、何か、ジュース1本でも、ありがたく感じます。

   つづく
   ゴタ




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