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<最終回>いだてん~東京オリムピック...

いだてん~東京オリムピック噺~ 第47回(最終回)「時間よ止まれ」
NHK 日曜夜8時~
▼点火
最終回の今回は、1964年東京オリンピックの開会式の朝から閉会式、
そして主人公たちの後日談が少し描かれました。
開会式の朝、前日までの雨が嘘のように、抜けるような晴天となりました。
占いババアはわざと雨と占ったと言ってましたが、どうだかw
で、田畑にカラーテレビを買ってもらったと言って、開会式を見てましたけど、
買ってもらう約束をしたのは昨日なのに、テレビ取り付けるのちょっと早くないかw
開会式を前にした国立競技場で、田畑は四三と出会い、四三は最終ランナーへの
こだわりを見せますが、坂井君でいいと言い、坂井がスタンバっている食堂へ赴きます。
坂井は緊張して震えながら、自分を選んだ田畑を恨むなどと言っていましたが、
四三はそんな坂井に頭から水を浴びせますw
冷水浴ですねw
そして何も考えずにただ走ればいいと言いました。
実に四三らしい、説教くさくもなければ叱咤するわけでもない態度でしたね。
本当にこんなことがあったかどうかは分かりませんが、
坂井はそれから真摯に最終ランナーを務め、無事点火することができました。

▼行進
開会式では、空に五輪を描くことになっていたブルーインパルスの隊員たちが、
雨だと油断して二日酔いになっていたり、コンゴの選手が別の国の選手と入れ替わっていたり、
組織委員会はてんてこ舞い、しかし大きなトラブルはなく、無事開始に漕ぎ着けました。
スタンドには懐かしい面々が勢ぞろい。
可児がまだ生きていたのにはびっくりですねw
そして日本人選手団が行進するのを見て、四三から万歳コールが始まります。
これは学徒出陣で出征する小松を送り出した時と同じですが、
あの時と比べると何と平和で幸福な行進なのでしょう。
このオリンピックが、多くの人々の人生や気持ちが複雑に交差し、
やっと実施できた大会であることを実感しますよね。
また映像が当時と現在、つまり虚実が織り交ざっており、不思議な空間を作っていました。

▼五輪
その後、五りんが聖火ランナー「ズ」に参加したエピソードが描かれました。
と言っても聖火を持ったわけではなく、五輪の旗を持ち、ランナーに伴走しただけでしたw
坂井がいた食堂から聖火が点火されたのを確認した五りんは、その足で志ん生が独演会を開いている
芝に駆けつけ、富久よろしく許しをもらい、知恵が出産したという報せを聞いて、
今度は産院に駆けつけるという目まぐるしい1日を送りました。
今更ですが、何故このファミリーは出たのでしょうねw
最終回になってもやっぱりよくわからない…。
予想すると、クドカンが一番描きたかったという回が、オリンピックにあまり関係ない
満州で志ん生と小松が出会ったエピソードだったらしいので、そのせいかなとは思いますが。
ちなみに志ん生が乗っていたタクシーの運転手としてクドカンも出演してましたね。

▼時間
オリンピックの競技の模様は、代表的なもののほんのさわりだけ、後は閉会式。
閉会式は開会式と違い、各国入り混じって和気藹々とした入場になりました。
鶴さんは嘆いてましたが、これが意外と評判がよく、今は開会式も結構和気藹々になってますよね。
スマホで撮影してる選手とかもいますよねw
閉会式が盛り上がっている最中、田畑は嘉納の幻を見ます。
嘉納は田畑に礼を言い、消えて行きました。
そして田畑は嘉納から預かっていたストップウォッチを返しに来た岩田に、
同じように礼を言うのでした。
岩田はそのストップウォッチの音が、嘉納の鼓動のようだと言うのですが、
その後水泳選手の育成に尽力した田畑は、はずみでストップウォッチを止めてしまいますw
サブタイの「時間よ止まれ」って、このストップウォッチのことも指してたんですね。
また四三は、ストックホルムオリンピックを記念した行事に呼ばれ、
あの時行方不明になってそのままだったレースで、やっとゴールしました。
記録が53年とかだったかなw
恐らく公式記録に残る最長のタイムではないでしょうか。
ギネスに申請したら通りそうですよ。
これを破るには、少なくとも53年以上はかかりますよねw

▼総評
数々の記録を塗り替えるほど、視聴率の悪い暗黒大河となりました。
私の父もいつもは見たり見なかったりなのですが、今回はまったく見てませんでした。
史上の有名な人物が主人公になり、歴史ドラマが描かれるのが一般的な大河ドラマですから、
今回のようなあまり知られていない、近現代の人物が主人公で、
オリンピックという特殊なテーマを描いたことが、不評の原因だったのは分かりきってます。
しかしドラマの質が悪かったかと言うとそうでもなく、
クドカンファンなら十分楽しめる内容になっていたと思います。
恐らく朝ドラだったら好評だったのではないでしょうか?
内容的には、私は四三主役の前半より、田畑主役の後半の方が面白く感じました。
とにかく阿部サダヲのキャラと演技が素晴らしかった!
前半で視聴を打ち切ってしまった人が可哀想に思えるくらいでしたが、
田畑政治という無名の人物が主人公なので、引きは弱いですよね…。
また音楽も素晴らしく、他のドラマとは一線を画してました。
まったくの推測なのですが、クドカンは本当は嘉納を主人公にしたかったのではないでしょうか。
でも嘉納は第二次世界大戦中に死んでしまったので、それでは東京五輪まで描けない、
だから前半と後半で主役を分け、五りんという現在と過去を結ぶ人物を作り出し、
語らせることにしたのではないかと思っています。
その複雑さが視聴者を遠ざけてしまったとも言えますね。
いいドラマでも視聴率が稼げるわけではないことを証明する、典型的な例となってしまったのが残念です。

アバター
2019/12/19 18:01
なぜここに…
本文に関係ない場合はできれば伝言板の方に書いていただけると助かります。
鮪、だいぶ寝かせましたねw
アバター
2019/12/19 00:21
10月の3連休ー台風19号猛威の中、稼いだので購入した鮪の中落ちを丼茶碗にたくさんのせました~。。
アバター
2019/12/17 17:51
戦前のロス五輪に行ったおじいさま、すごいですね!
当時まだ民間の海外旅行は一般的ではありませんでしたからね。
おかあさまが前の東京五輪の開会式を観覧されたのもすごいですが。
また、当時のご記憶があるのもいいですね。
私は生まれる前のことでしたので当然記憶はありません。
閉会式でも生真面目というところが、日本人らしいですw
今年の視聴率が悪かった分、NHKは来年の戦国大河を猛プッシュしてくると思います。
私は歴史好きですし主役の長谷川博己も好きなので楽しみにしていますよ。
私はたけしの滑舌よりも、若い頃の森山未來とどうやっても
同一人物に見えないのが最大の違和感でしたw
アバター
2019/12/16 19:24
またまたお邪魔しますw

ロサンゼルスオリンピック(戦前)に私の祖父が南部忠平の応援で付き添って自費渡航したこともあり、
私の母は東京オリンピックの開会式のチケットをもらってはるばる東京まで行ってみてきたこともあり、
オリンピックという題材にはとても興味がありました。

ブルーインパルスの五色の色は、鮮明でした。
記憶に残っています。

そして閉会式の様子は、あそこまでの雰囲気ではなくて、最初は整然と各国の旗を掲げた騎手が進み、その半分以上がすぎたころにどぉ~~~っと選手たちが入り乱れて流れ込んでいったという感じですね。
そしてその中で、なんだか生真面目にしていたのが日本選手団でございましたw

いつもいつも面白くない大河ドラマですが
今回は楽しめました。
ただ、たけしの滑舌が悪くて、のめりこめなかったのが残念でございます。



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