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シン・ドラマ汁


いだてん~東京オリムピック噺~ 感想文

いだてん~東京オリムピック噺~ 第45回「火の鳥」
NHK 日曜夜8時~
▼失踪
今回は、田畑が正式に組織委員会の事務総長を辞任し、失意のどん底にあるかと思いきや、
連日田畑の自宅に関係者が詰めかけ、「裏組織委員会」の様を呈するほど影響力を持った話、
そしてソ連に勝った女子バレーボール代表チームの監督・大松が、
オリンピックを前にして引退を表明、田畑が遺留を必死に説得するというお話でした。
軽い話では五りんが師匠の志ん生との二人会を目前に、羽織を曲げて失踪w
行方知れずになっていましたが、大晦日の紅白の舞台で発見されました。
どうやら東京五輪音頭を歌う三波春夫の弟子になっていたようで…。
まぁ架空の存在ですので何をやっても自由ですが、何故弟子が紅白の舞台に…w
最終回を前にして迷走してますねぇ。

▼裏組織委員会
田畑は当初、失望して自棄酒を飲み、挙句に家族サービスに勤しもうなどと考えていました。
今回はなんと次女が登場。
その下に弟もいると言ってましたので、少なくとも3人きょうだいだったのですね。
まぁ当時は子沢山が当たり前の時代でしたので、そう多いという感じでもなかったのでしょう。
最初に岩田や松澤が訪ねてきた時は、田畑は喜ぶもまだ自棄になっていましたが、
菊枝がまた来てくださいととりなしたため、そのうち田畑の自宅は組織委員会関係者の
たまり場のような場所になっていきます。
ちなみに前回私が「誰?」と思ったのは大島鎌吉という人物で、三段跳びの選手として
ロス五輪に出場、その後は記者などを経て現在は組織委員会選手強化本部副部長という
肩書きを持つ方でした。
今までそんなに出てきてないですし、覚えづらい顔なので、印象薄いのは仕方ないですねw
ただでさえ登場人物が多いドラマですからねぇ…。
それから、記録映画を撮ることになっていた黒澤明が、田畑が辞めるならと降板、
デザイナーの亀倉は、出来上がったポスターや招待状などの印刷物を、
組織委員会に持っていく前に田畑の自宅に届ける始末。
その上、四三が聖火ランナーに立候補しに委員会を訪れ、自分が昔走った道を記した
日本地図を持参、田畑に見せるよう頼んだのをきっかけに、沖縄からまっすぐ東京に
届けることになっていた聖火ランナーのルートを、4つのルートに分けて、
各県をまんべんなく回るルートに変更する案を田畑が考案し、それが採用されました。
もちろん田畑が考えたことなどおくびにも出さず、手柄は岩田がいただき。
まさに「裏組織委員会」の様相を呈してきて、田畑も直接関わらなくても
オリンピックに関わることができて大変満足していたのです。
しかし決裂してしまった東龍太郎東京都知事との仲は、なかなか修復できないでいました。
東龍さんは、政治に近づきすぎてしまったんでしょうね。
田畑下ろしの実行犯である川島は、オリンピックを手にして満足したのでしょうか、
それからはあまり関わらなかったようです。

▼俺についてこい
オリンピックに期待が高まる中、日本女子バレーボールチームを率いていた大松監督が、
ソ連に勝利して世界一になった後、燃え尽きたのでしょうか、引退を表明してしまいます。
オリンピックまでまだ2年あり、大松がいなければ日本の勝利はありえないと、
自ら女子バレーボールを正式種目に加えた田畑は、大松を遺留させるため説得に行きます。
初回は、こいつらの青春をこれ以上犠牲にさせたくないと主張する大松に言い負け、あっさり玉砕。
女性の幸せは、若いうちに結婚して家に入り子供を生み幸せな家庭を築く、
それ一択の時代だったのでしょうね。
今では男女関係なく、スポーツは青春時代の過ごし方の代表格となっており、
時代を感じてしまいますよね。
まぁ今は30過ぎて結婚する人も珍しくない時代になったからというのもあるでしょう。
2回目に説得に訪れた時には、ウマこと川西選手が青春を犠牲にしていることを否定、
これが自分の青春だと言い放ち、大松は監督を続ける決意をしたのです。
なかなかいいシーンでしたが、徳井問題がちらつき、あまり話が入ってこなかったのが残念です。
こんなにがっつり出てたんじゃ、そりゃカットもできないし撮り直しもできないわなぁ。

▼炎のランナー
見たことはないのですが、これはイギリスを舞台にした2人のランナーの
苦悩と活躍を描いた映画作品のタイトルですね。
単なるスポーツ映画ではなく、宗教や思想などの観念的な要素が入っていたようです。
まぁドラマでは聖火ランナーのことだと思うんですけどねw

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2019/12/03 17:39
初めまして。
お名前はかねがね足跡で拝見しておりました。
主将というとウマこと河西のことでしょうか。
ドラマですでに30歳と言っていたので、当時は確かに適齢期とは言いがたいですね。
そのドラマは見たことはないですが、知ってます。
ちょっと興味はあったのですが、他に見るドラマが多くてあきらめた記憶があります。
調べてみたところ「男の操」というタイトルでした。
三波春夫は確か浪曲出身なので、顔も声も浜野謙太より少しずついいんですよねw
ちなみに浜野はドラマの最初の方で伊藤博文も演じており、二役ということになります。
アバター
2019/12/03 06:00
いきなりお邪魔します<(_ _)>
いつも楽しく拝見しています。
今回の「いだてん」はまだ子供で分からなかったことの裏話がわかって面白かったです。

鬼の大松に率いられたチームの主将は、婚期を逃したことを政府が気にして、自衛隊員とのお見合いを設定し、結婚なさったと言う後日談があります。
時代の違いですね。

それから「演歌のなんたら」というドラマがNHKでありまして、
父子家庭の父親が演歌歌手を目指し、それを娘が必死で応援するという・・・あまり知られなかったドラマでしたが
その演歌歌手の父親を演じたのが、今回三波春夫を演じている役者さんです。
歌えるということと、けっこうあくの強い顔立ちで起用されたのだと思います。
またけなげな娘を演じたのは、「なつぞら」の主人公の子供時代を演じた子役さんです。



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