ねさ
- カテゴリ:小説/詩
- 2019/11/30 17:38:44
  玩具箱の一番下で
   僕は考えていた
 身動き出来ない息苦しい
  まるで朝の電車の中みたい
 其れでも自分から動けない 
  動く事も無く
 只只管 此処から出してくれる
  存在を求めて居続けた
  
 月日は流れ 玩具箱を
  漁る音も消え
 僕らは皆それぞれに 
  諦めを知った
 微かな物音さえも
 見逃さないように
 わずかな希望一つさえ
 叶わぬ此の場所で
 朽ちて逝くだけなのか
  それとも
 又 漁る音を聞くことが出来るのか
  呼んで欲しい
   僕らを
  求めて欲しい
   僕自身を
 そんな風に居たから
  君は...
 改める必要も無く
 感情をネジで止めて
 逆回りの時計が在ればいいって
 願いながら
 今 まだこうしてる
 あの頃のピカピカの玩具箱に
  まだ 固執している
 そんな 僕を
  君は知ったら
   笑うかい?


 
		































パンツ眠らせてるの?ふふんふーん♪