Nicotto Town


気ままなブログ


保健室で働く林檎in保健室

来室児童の手は真っ赤
「ぎゃーって言うリアクションでいい?」
子供「俺、まだ、失礼しますってゆーてない!」
その手を綿花で拭きつつ、電気メスで最寄りの病院に行くか否かを林檎は観察する。
「何したん?」
子供「ガラス叩いたら割れた」
「おー、最悪やな」
子供「ほんまな!!!」
「ほんで、何でどついたん?」
子供「いや、ほんま、深い意味ない」
「あーそうか。ガラスは手に刺さってないみたいやし、嬉しいことにキズが深く無いので病院にはいきません。でも、ここの傷は放課後まではちょろちょろ出ると思うよ?」
子供「俺、大丈夫?」
「ガラスは弁償やからなぁ。大丈夫ちゃうやろ。真ちゃんこママに怒られると思うよ?後、物凄く心配もされるし、無事でよかったとホッとされると思う。
まさか、大切な子供が帰宅したら手に絆創膏を8個も貼って帰ってくるなんて保護者は思ってないからね」
子供「・・・。鬼ごっこしてて、タッチしようとしたら滑ってん」
「滑ったのは床濡れてたとか?」
子供「靴が脱げた」
「そーか。ほな、完全に事故やな」
そんな日常的が一般的なイメージだろう。

修学旅行前説明会、虐待児の施設との連携、余命宣告をされた子供の病院や親との話し合い。
何気に忙しい
急げ急げっと会議室に向かっていると
「林檎先生!!!氷ありがとう」
「はーい。ありがとう、もう、大丈夫そうやな。さようなら」
保冷剤をチノパンの後ろのズボンに入れたのが間違いだった。

・・・冷たい。

涼しい顔で参加しているが、冷たいものは冷たい。
ポケットから取り出し、保冷剤を握るが保冷剤のジェルが出てる気配がない。
保冷剤に結露でもついててズボンにしみたかな?

・・・乾かない。

保冷剤は少し破れていたようで、林檎はゆかに保冷剤を落とすと足で靴の裏に隠す。

・・・冷たい。
保冷剤のジェルは乾かないので、1時間。
ズボンを履き変えるまで林檎のお尻は冷たかった。
過酷な仕事だと思った日(自分のミスじゃんねー!)

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2019/10/09 01:02
|д゚)ジー
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