どう説明するか。
- カテゴリ:日記
- 2019/10/08 13:03:21
「四方塩」と言ってわかる方は、どのぐらいいるだろうか。
私が幼い頃、家の土地の四隅にある盛り塩を見て
母に「これ何?」と聞くと
「魔除けだよ」
と教えてもらいました。
通学路の途中にそれをしているお宅が2件ほどあります。
毎年、一人ぐらい興味を持つ一年生の子がいて
触って崩したり、なめてみたり・・・
先日は、塩を盛ってある平たい石さら持ってきてしまい
困ってしまいました。
塩を盛っているご家庭の方は触ってほしくはない代物ですし
やめて下さいとは、言えないし
私が「ダメ、触らない!」と何度言っても聞かないし
今時の親御さんは、『四方塩』の意味すら知らない人もいて・・・
説明すればいいのでしょうが
「魔除け」と言っても通じない(マヨケって何?のレベル)
せいぜい、「外に置いてあって汚いよ」と言うぐらい
(そう言っても、「平気。気にしない」と答える)
はぁ・・・毎年のごとくなのですが
説明しづらい。
下のコメにも書いたのですが、今の子はファンタジーやホラーが好きすぎて
下手にふると頭の中で、現実と空想がごちゃごちゃになって
大騒ぎになる恐れがあるんです。(いちいちそこの家に止まって眺めかねない)
「そんなの嘘だね」と言い張る子もいて中々・・・
一対一だと話易いのですが、まぁ集団下校ですので(^^;
「清め塩」は大切な知識なので、そこは私も伝えたいなぁ・・・
がんばろ。
息子に「四方塩」の話をふったら、知らなかったのですよ。
ほとんど見かけなくなった風習なので。
まぁ、息子ほど大きくなれば説明は楽ちんなのですが・・・
お葬式も昔ほどは出席する回数も減りましたから、中々機会がない話しなのですよね。
それがいいかも。『守る』という言葉はいいなぁ。
皆、お守りはランドセルにつけてるのだよね。今も昔も
怨霊を説明しだすと変な方向に話が、行ってしまうのですよね。
今の子って、怨霊とかお化けの話はとても好きで
その家の前を通るたびに「きゃーーーー!!」って大声で叫びかねなく・・・
あぁ・・・
私だったら、まず塩が「日本では昔から聖なるもの、悪いものを追い払うものだった」ことを教えて
家を建てる土地で悪いことが起きませんように、と願って塩を盛ることを教えるかな~。
で、そこから発展して、相撲で塩をまくこととか
(見たことある子は少ないかもしれないけど)お葬式に塩を準備すること(引き物に塩が付いてくること)
なんかを知識として教えたいかな。
そうやって、昔から日本人は塩で清めてきたんだよ、と。
今の子どもたちってファンタジーには馴染んでるから
[聖水みたいな感じ?」なんて気がついてくれたら最高だよね。
で、その上で、
「清めの塩だから、いじらないでそっとしておこうね」
と話したいかな。
今の人の中には「清める」の意味すら理解出来ない輩がおりますw
消毒と勘違いしてるんじゃないかな??
古い風習を否定はしせんが、知識の無い者に説明をしても理解するのは難しいでしょうね?
私は四方塩をあえて説明せずに、「おそとに置いてある塩は、おそとにある悪い空気や雰囲気から中の人を守るための、大切な大切なお守り、おまじないとして置いてあるの。だからそっとしてあげましょうね。」という風に説き伏せるしかないです。(空気・雰囲気という難しい言葉をあえて使ったのはそのためです。)
まあ、説明にならんと言われればそれまでです。