吠える
- カテゴリ：小説/詩
- 2009/10/09 15:50:48
ポロポロ出ます・・・・ピエロのお鼻が＾＾；
もうこれでもかっていうくらい、たった数日で大変なことになっています。
ぞろぞろ揃った赤い小さな球体を見ていたら
もっと増えたら桐箱に詰めて、佐藤錦と偽って日頃お世話になっているお友だちに贈呈しようかと思っています。
季節はずれだって構いません。
せっかくの収穫を生かしたいと思うのは人情です。
さて、かなり以前になりますが
つぶやきやブログで吠えたいと書いて、皆様にご心配をおかけしたことがあります。
上手く適度に吠えさせてくれるコメをつけてくださった方は、夏の頃に
あちこちに書き込んでいた、とっても素敵なご自分のコメをほとんど消して辞めてしまわれました(T_T)
お優しい気遣いのコメとともに消えてしまわれたこと、今でも残念です。
別に、また吠えたくなったわけではありません。
ただ、仲良しのお友達が本日海に向かって吠えに行ってきたり＾＾；
足跡をくださった方のブログを覗いたら、大きな文字で吠えまくっていたり
伝言板交流の長いお友だちの中に、お名前からして太陽に吠えていらっしゃる方がいたりで・・・・
「吠える」というキーワードを思い出したんです。
教科書に載っているのを目にした方も多いでしょう。
朔太郎にしては毒気も腐臭も抑え目の一編。
遺伝
人家は地面にへたばつて
おほきな蜘蛛のやうに眠つてゐる。
さびしいまつ暗な自然の中で
動物は恐れにふるへ
なにかの夢魔におびやかされ
かなしく青ざめて吠えてゐます。
のをあある とをあある やわあ
もろこしの葉は風に吹かれて
さわさわと闇に鳴つてる。
お聴き！ しづかにして
道路の向うで吠えてゐる
あれは犬の遠吠だよ。
のをあある とをあある やわあ
「犬は病んでゐるの？ お母あさん。」
「いいえ子供
犬は飢ゑてゐるのです。」
遠くの空の微光の方から
ふるへる物象のかげの方から
犬はかれらの敵を眺めた
遺伝の 本能の ふるいふるい記憶のはてに
あはれな先祖のすがたをかんじた。
犬のこころは恐れに青ざめ
夜陰の道路にながく吠える。
のをあある とをあある のをあある やわああ
「犬は病んでゐるの？ お母あさん。」
「いいえ子供
犬は飢ゑてゐるのですよ。」
－－－萩原朔太郎「青猫」－－－
今年生誕１００年に湧く太宰治を青春の三日麻疹とするならば
萩原朔太郎はなんでしょう？
青春のおたふくかぜ？
ハロウィンアイテム見てると、こんなところに意識が飛びますｗ
はしかｗｗ
病的な話をしてしまいましたからねぇ＾＾；
鋭敏な言葉ですよね、たしかに・・・
迸り出たようで、練り上げられている感じが尖った感覚です。
ドロドロと沈んで腐臭を漂わせているのに
清浄な光を放っているようにも見える・・・・
根っからの詩人なんでしょうね。
到底及びもつかないので、たまに思い出しています・・・どうでも良いような場面でｗ
う～～ん・・・佐藤錦はご辞退ですか？・・・さすが慎み深い大き目のお嬢様です。
では、新鮮なプチトマトということでいかがでしょう？
朔太郎はホント・・・スゲーっすｗ
教科書に採用されることが多い数点は、それでも結構控えめな方です。
まとまとめて読むと確実に気分が鬱々としてきます＾＾；
＞みっきーーさん
それは良かった＾＾
万城目作品は軽くて痛快でしょ？
もうね、私の頭の中のシナプスの繋がり方は変なんです。
今更治りません。
どうせ魔女だから変でも問題ありませんのでｗ
もうね・・・どんどん出ますよ＞＜
佐藤錦いかがですか？
吠えたい衝動って心に闇が溜まると突然きますよね。
朔太郎も、吠えたい思いを沢山抱えていた人なんだろうと思います。
彼の最も有名な詩集の表題は「月に吠える」です。
＞かすみさん
文学少女ではないですね＾＾；
雑読乱読魔でしたｗ
忘れるのも、かすみさんと同じ？ｗ
生きていくうえで、なんの役にも立ってはいませんが
たまに１００コイン稼ぎのネタの助けにはなっています。
自分の心のうちを重ねるには
言葉が鋭敏で・・・
素人が触ると、脆弱な自分を冷たくあしらわれてしまいそうな
孤高の存在な気がします。
でも、吼えたいときもあります。
ピエロの鼻の佐藤錦、大粒なのが揃いそうですね～
ｗｗｗ
いっそのこと、顔にいっぱいつけて
はしか？？
そして吠えるに繋がり・・・
文学・・・見たことあるような無いような・・・
そうだ・・・以前魔女さんが紹介してた「プリンセストヨトミ」
やっと図書館の順番が回ってきて読みましたよ
面白かったです＾＾ 読んでよかった♪
「お母さん」｢子供｣っていうやりとりが、ちょっとスゲーっす、朔太郎。
この人、白秋の弟子なんですよねぇ・・・・。
やぶ蛇になりそうな気もしますが、
佐藤錦の詰め合わせは、堅くご辞退申し上げます。
あっ、洒落た横文字のあの方、お仕事でお疲れのご様子ですので、
陣中見舞いなどなさるとよろしいかと存じます((((((((((｀▽´;)さささ
いろいろ知っておられるようで、そしてよくそちらへ想像が働きますね。
先月書かれた重陽のお話も面白かった。
自分も小説など読む方ですが、数冊前に読んだ本の内容すら覚えていません。
いえ、太宰治や萩原朔太郎と同期とは思っておりませんよ(ヾﾉ･∀･｀)ｲｴｲｴ
青春のおたふくかぜ、想像中(*ﾉωﾉ)
しかし吼えたくなるってありますよねー私もふらっと夜中に「海が見たい、連れてけ！」と叫んで
海に向かって叫んだことが何度あったか。。。
ちなみに今回のガチャで赤鼻でやすいんですか？？魔女さんだから集まりやすいのかしら？？