ギターアンプとは楽器なのである。
- カテゴリ:音楽
- 2019/09/14 16:33:22
表題の事実を世界77億人の人類、とりわけ女性、女房族、できれば家人!
コヤツラの脳内に叩き込み寛容な精神を養っていただきたいものです。
ギターが増えるのと同様、ギターアンプが増えるのは現世の摂理なのです。
今数えたら14台ある。出力65Wのヤツから8Wまで。
国産も英国製も米国産もインドネシア製も、真空管のもソリッドステートも。
大きいのは小型冷蔵庫ほど、小型のは電動ミシンのケース程度である。
マルコシアス=バンプというバンドを率いた秋間経夫氏が宣っている。
エレキギターの音とは90%以上アンプの音である、と。至言である。
ギターだけでなくアンプも楽器なのである。増やすのは粋人の義務である。
昨日ですね、ガラクタ屋で見つけたんすよ。出会ってしまったんすよ。
ヒルウッド楽器製造の作ってた小型のキーボード用アンプ。
1970年代後半の製品でしょうな、『Pulsar』という名称が素晴らしい。
生意気なことにトーンコントロールが3バンドになっており、
ロータリースピーカーシミュレーターを内蔵してるのですよコレ。
ナニそれ、ですと? はいはい、説明いたしましょう、頼まれなくても。
有名ドコロだと、ビートルズのホワイルマイギタージェントリーウィープスで、
クラプトンのリードギターがウネウネした感じになってるでしょ?
スタッフの『My Sweetness』のフェンダーローズの音もウネるでしょ?
フェイズシフターやトレモロに似た回路で、独特の揺れを加えるんですよ。
ワタシゃキーボードアンプにエレキ通すのが大好きなんでして、
こりゃ試してみたい、試したらお持ち帰り一直線と分かってるんですよ。
……結論はお分かりでしょう。楽器増やすなと家人にキッツーク言われてる。
目を盗んで搬入しても、家人の外出中に密輸しても必ずバレる。
今回はどうやって持ち込もうか。あー悩む。連休中に何とかせねば。
な、な、なんと、キーボードアンプお探しですか。全力でお答えいたします。長文失礼。
Roland、ベリンガー、レイニー、VOX等の新製品を勧めては私の存在価値がない。
そこでトットキのをご紹介。え?と思うかもしれませんが、YAMAHAの中古を探しましょう。
まず中を開けてみるとわかりますが、60年代末から80年代中盤までのYAMAHA製品は非常に見事。
小さいものでも手を抜かず、電源部分やコンデンサー等にゆとりをもった設計になってます。
そのせいで、40年前のものでも未だに動く製品がゴロゴロしてるんです。
キーボードアンプはPA用で代用していた時代なので、コンボタイプのものはないですけど、
貸スタジオではキーボードやモジュラーシンセをYAMAHAのギターアンプやベースアンプに突っ込み、
それで済ませていることも多かったです。ローランドのJCやCUBEシリーズが出る前だったので。
さて、ここで一番のお勧めは、70年代の傑作ギターアンプ『j』シリーズです。
YAMAHAのギターアンプはこの後、人気のFシリーズ、パンチの効いたJX、ハイファイ系のGシリーズへ
展開しますが、Jシリーズは大きさと出力のバリエーションが最も豊富で、丈夫でしかも軽いのです。
j15という15Wのヤツに始まり、10W刻みで25、35、……125Wモデルまで出ています。
私の持ってるのはJ-25。18リットルの灯油缶より僅かに大きい25Wモデルです。
High/Lowの入力部、操作部はボリューム、バス、トレブル、ディストーション、リバーブの5つ。
リバーブはスプリングリバーブです。デジタルと無縁、いい感じに効きますぜ。
ディストーションいらねえ!と思うかもしれませんが、ミッドブースター/オーバードライブ的です。
フルテンにしてもメタルサウンドとは無縁。鍵盤繋いでもいい感じに軽く歪むんじゃないかな。
70年代後半に大量に作られたためタマ数が多く、完動品もゴロゴロしてます。
私はジャンク屋で不良品を1500円ほどで買いましたが、オークションサイトでも4000円程度。
この値段なら一台手に入れてもいいかな?と思いません? 中古に抵抗がなければぜひ。
覚えていてくださってどうもありがとうございます
参考になる話も有り難いです^^
マイクロキューブ、いろんな楽器店で見かけますね
いい音出るなぁと感心した記憶があります。
僕はキーボードメインなのですが、他にもオススメはございますか?
あぁ、それから杏里の話は某動画サイトのコメントで、
杏里本人のコメントでは無いのです。紛らわしい書き方してすみません。
お久しぶりです。杏里の話は初耳ですが、驚きですねー。
古くはビートルズの『ラバーソウル』等、左右で極端なミックスされているアルバムも多く、
ステレオ黎明期に音楽を聴き始めた私は、そういうのがステレオだと思って楽しんだものですが。
アンプ≒楽器説は電子楽器のプレイヤーなら皆納得してくれる話です。
まずは貸スタジオに自分の楽器を持ち込み、様々鳴らしてみるのがよいでしょう。
できれば録音して自宅で聴きなおすと、スタジオの出音と録音した音の違いも分かると思います。
さて頼まれなくても勝手に紹介しちゃいましょう。
エレキギターをお持ちで自宅でも使える小さいアンプをお探しなら、
以下をお試しいただいて損はないと思います。
1 Blackstar FLY3
実売価格8000円ほど。この手の掌サイズの超小型アンプでは頭一つ抜けてます。
卓上に置いて家族に文句を言われない音量で弾くなら最良の選択でしょう。
ギター用とベース用がありますが、どっちもギター/キーボードで使えます。ACアダプター別売。
2 Roland Micro Cube GX
こちらも定番ですね。COSM技術も成熟し、著名アンプのモデリングサウンドは再現度高し。
エフェクトも各種内蔵しており電池でも使える。もう一回り小さくてもよいんですけどね。
実売12000円程度。中古のタマ数も多く、これまた飽きずに長年使えるアンプです。
3 VOX AV15
弾いたことないんですが非常に評判が良いので。実売15000円ほど、15Wの小型アンプ。
現代的チープな操作部分は減点対象ですが、タマ使ってるしエフェクトも豊富だし、遊べます。
各種の動画で聴いたところ、VOX系のコンボアンプっぽい音は流石です。
以前、大村憲司さんの記事を読ませていただいたのですが
またブログ読ませていただきました^^
アンプについて随分と詳しいようで羨ましい限りです。
僕はギターもキーボードも少しかじったぐらいで楽器本体以外の機材について
はて、今更どこから情報を得よう...といった感じです。
しかしながら、アンプあっての楽器であること、凄くわかります@@
ちょっと話はそれますが、杏里の「オリビアを聴きながら」
ローズピアノの音色が左右のチャンネル交互に流れるのが印象的なのですが
わざとそうしてあることを知らないのか、これに関して
片方ずつ聴こえるアレンジがひどくて聴いていられないというコメントがあり驚きました^^;
不快に聴こえる方もいるんですね。
個人的に尾崎亜美とローズは相性がいいなぁと感じていますw