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いだてん~東京オリムピック噺~ 感想文

いだてん~東京オリムピック噺~ 第34回「226」
NHK 日曜夜8時~
▼226
今回は、前半は226事件とその影響、後半はIOC会長のラトゥールが来日し、
田畑がその接待に勤しむというお話でした。
まずは226。田畑宅は赤坂にあったため、銃声が聞こえるほど現場が近距離だったのですね。
ちなみに赤坂の現場が高橋是清の自宅だったようです。
高橋を演じた萩原健一が鬼籍に入ったのは、このドラマをご覧になっている方なら
誰でもご存知のことと思いますが、恐らく死亡のタイミングが、
田畑と初対面のシーンの撮影後で、226事件の撮影はできなかったんでしょうな。
なので今回の暗殺シーンには出演しておらず、既存の映像の使い回しのみでした。
さすがにちょっと無理があったなぁと思いますが、これも仕方ないですね…。
田畑は新聞社に出社しますが、マスコミもクーデターの標的だったようで、
押し入ってきた青年将校たちに抵抗した田畑は、銃で殴られ頭に怪我を負ってしまいます。
一般市民でなかなかここまでの被害を受けた人はあまりいなかったでしょうな。
さすがの田畑もしばし萎縮してしまいます。
オリンピックは日本に呼びたい、でもこんな時にオリンピックなんてできるのだろうかと逡巡。
ですが妻の菊枝の「じゃあやめたらいい」の一言に奮起します。
彼女はオリンピックと記者のどちらをやめたらいいとか、そんな具体的なことは
まったく言わなかったのですが、たった一言で田畑を立ち直らせたのです。

▼お・も・て・な・し
そんな最中、IOC会長のラトゥールが日本に旅立ったとの報せが来て、体協はてんやわんや。
とにかく最高のおもてなしをしようと、田畑にもお声がかかります。
田畑は「こんな時にオリンピックなんて…」と、嘉納を試すようなことを言いますが、
さすが嘉納、どんな時でもブレません。
お得意の「こんな時だからこそ」だけではなく、
「やれる、やれないじゃなく、やるんだよ!」との嘉納節もw
嘉納の本気を確かめた田畑は、自分も五輪招致のため尽力することを誓います。
幸いベルギーから日本までは1ヶ月もかかるため、
ラトゥールが到着した頃には226事件もだいぶ落ち着いていました。
体協はラトゥールを盛大にもてなし、体協が立てたプランと、ラトゥール自身が
行きたがった場所を織り交ぜ、日本各地を視察、全行程は22日にも及んだそうですね。
東京界隈の視察には、何故かろくろく英語もできないのに田畑が付き添いましたw
ラトゥールを乗せて走った車夫はなんと清さん。
ラトゥールが望んだのは、まずは岸の墓参、そして偶然通りかかった下町で子供たちが遊ぶ姿でした。
観光客向けの表面的な日本だけではなく、市井の人々がどのようにオリンピックに
関わっているのかを確認したかったのかもしれませんね。
最初は長旅に辟易していたラトゥールですが、東京を旅立つ時にはかなりご機嫌になってました。

▼不肖の息子
一方婿入り先から、弟子とともに家出しようとした四三。
しかしちょうど226事件と重なり、駅で東京には行かない方がいいと言われ、家に逆戻り。
しかも置手紙は読まれておらず、いつも走るために家を空けていたこともあり、226事件の
ラジオ報道に釘付けの家族たちは、誰も四三が家出しようとしたことに気づきませんでしたw
後日改めて四三は、家族の前で嘉納からの手紙を見せ、東京に行きたいと告白します。
いい大人なんだから、家出なんかしようとせず、はなっからそうしてればよかったんですよw
幾江とスヤはあきらめムードで、行くならしっかりとやれと言うのですが、
自分がいなくても寂しくはないだろうと言う四三に、幾江ブチ切れw
仕事もせずに走ってばかりいる不肖の息子だけれど、
一緒に住むうちに情がわいてしまった、寂しくないわけがないと言うのです。
そういえば四三が東京から戻ってこない間は、しょっちゅう実次のところに怒鳴りこんでましたねw
あれは思えば息子の年齢と近い実次と言い合うのが楽しかったのかもしれません。
その後感動した四三が幾江に抱きついて大騒動w
いいシーンがいい意味で台無しでしたw

▼民族の祭典
これはまさに1936年、ベルリンで開催されたオリンピックの記録映画のタイトルです。
記録映画としてはかなり質が高く、見応えがあるという話を聞いたことがありますが、
これもナチスドイツがオリンピックを政治的に利用しようとしたかららしいです。
ちなみに予告で意外なことが起きると言ってましたが、もしかして、ひょっとして、
あの人が生きていたのではないでしょうか!?
「死んだ」という表現が使われていなかったのは、そのせいか!?

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2019/09/11 17:02
ごりんは「祖母が被災した」と微妙な言い方をしてたしね。
今なら行方不明者と照らし合わせてすぐにでも身元確認できそうだけど、
震災後の混乱もあって、なあなあになっちゃってたのかもしれないね。
アバター
2019/09/11 13:00
おらも予告を見逃さなかった。
あの人は事故後に記憶喪失状態で生き延びたとか~?!
ドラマに有りがちなパターンだの。



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