Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


ゴタの日記 2019年8月24日 (土)

8月24日(土)

朝、食事の用意をしていたときのこと。

ゴタ : あれ? この食パン、穴が開いているぞ。
     あ、ネズミにやられたんだ。
     どうりで、夜中、台所で何か、音がしたような気がしたんだ。

父  : どれ、どこが?
     ああ、これか。これぐらい、いいんじゃない?
     このかじった周辺だけ除けば、食べられるじゃない。

ゴタ : いやだよ。気持ち悪い。コンビニ行って、買ってくる。

父  : お前、もったいないことをするんだな。
     じゃ、この食パンは捨てるのか?


ゴタ : そうだよ。だって、あいつら、何食べてるかわからないし。
     ゴキブリや、イモリを捕獲して食ってるような歯でかじったパンを
     食べたら、おなかがいたくなるよ。
     僕たちは、おなかが弱いんだから・・・

 父 : 情けないやつだな。お父さんの若いころは
     何でも食べたんだぞ。誰もおなかが痛いなんて言ったやつはいなかったぞ。
     それに、お前、もう金輪際、怒らないって、誓っただろ?
     だったら、ネズミにも寛容な心をもってやれ。

ゴタ : 寛容って言っても、不潔だから・・

父  : 姪のまゆんぼんは、ペレットやハムスターにキッスして可愛がってるよ。
     あいつは、おなか丈夫だよ。ときどき偏頭痛になるるらしいが。

ゴタ : うちの場合は、清潔に飼ってるペレットじゃないので、
     行ってきます。

父  : 待て。どうしても、コンビニへ行くのか?
     見てみよ。ここのどこが、散らかっているんだ?
     やられたのは、そのパン、しかも、端のところだけじゃないか。

     人間の、ドロボーなら、部屋中、でんぐり返していくぜ。
     我が家に忍び込んだネズミは、可愛いもんだ。
     ちょこっと、パンの端っこをかじって、帰っていったんだよ。

     ネズミにもっと、寛容になってくれ。
     お前の、7億円分、怒らないメニュに、ネズミへの寛容も
     入れてくれ。

  ということで、今朝は、ネズミのかじった残りの食パンを食べました。
  どこまでが、寛容で、どこまでが、不潔か、その境界線を引くのは
  難しいが、怒らない柔道の修業の一環として、「ネズミへの寛容」
  も、練習メニューに入れることにした。 

ゴタ : じゃ、残りの3枚は、食べることにするよ。
     ネズミのチュー太郎の食べ残しを焼くよ。

父  : そうしよう。それがいい。

 
  みなさんは、どう思いますか?
  誰が食べたか、わからない残り物を食べることができますか?
  父が言うには、

父 : お前さ、レストランで食事するとき、いちいち、誰が作って
     いるか、厨房を見に行かないだろ?

ゴタ : 当然だよ。しかられるよ。


父  : 誰が作ってもいいじゃないか。
     誰が食べてもいいんだ。

ゴタ : ちょっと違うけど、まあ、いいや。寛容の精神を養いましょ。




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