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五飯田八宝菜の語学学習日記


ゴタの日記 2019年8月21日 (水)

8月21日(水)

加納治五郎は、「柔よく剛を制す」という言葉を中国の兵法から取り入れた。
しかし皮肉なことに、この原則は、むしろ、「合気道」に当てはまる。

柔道は、鍛錬すれば、身体も大きくなる。近年の柔道は体重別にクラス分けされている。
一方、「合気道」は、いくら練習を重ねても、体格はかわらず、
小さな人が、大きな人を軽々投げ倒すので、護身術に最適ということで、女子にも人気が多い。

当時100ほどあったという柔術をひとつにまとめ上げた加納であったが、
残念なことに1860年生まれの加納が、この「合気道」に出会ったのは、
70歳になってからであった。
その年、植芝盛平(1880年生まれ)が「合気道」植芝道場を開いたのである。

習うには、あまりにも、年齢が行き過ぎている。そこで、
高弟の望月稔を派遣して、習わせた。
望月はその後20年間にわたり、合気道を、植芝道場で修業し、
合気道8段に上りつめ、植芝の植芝名人の最高弟子のひとりとなった。





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