Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


影~5~


いくつもの電球の下に立つと
いくつもの影ができることを
今まで知らなかった
そのいくつかの影が
あなたの影を追いかける


影は私の足元から離れられない
必死に走ろうと思っても離れられない
追いかけられない私も一緒
もうあなたの影にさえも愛が捨てられた
その切なさに影も涙する


いつだって優しかった
私の方を見てくれた
そこにひびが入ったのはいつだろう
愛があると思っていたのに
私の一人芝居だったのか


辛い愛だった
抱きしめられても不安だった
あなたがどこかに行きそうで
でも現実になって
私は愛をどこに飛ばそう


私の影 泣かないで
一生懸命守るから
あの人はもういない
やがて影は一つになって
私を導いてくれる


さようなら あなた
さようなら あなたの影
もう会うこともない二人だから
ここに残しておきたい
私の愛したことの道しるべを






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