翔（うさぎ）さんの日記 | ニコッとタウン

翔

友だち・お気に入り

蓮の宇宙

カテゴリ：コーデ広場
2019/06/24 19:26:45

蓮は世界の象徴。聖なる花。Ohm mani padme hm.

もらったステキコーデ♪：209

ヨーロッパでは浪漫主義の時代にあるムーヴメントが起こりました。
それはプロテスタントとは異なるキリスト教離れ、
キリスト教以前の異教への憧憬です。

異教といっても、より土着のものに近い民族的なものへの興味
すなわち民話や神話、伝承。
これらを採集採話すること。
魔女術の再興です。
結果、魔女宗（ウィッカ）という、昔の魔女そのものとはいささか異なる、
新しい魔女術が生まれました。

そしてもうひとつ。
魔術というものに興味が持たれたのです。
近代的な儀式魔術というものが隆盛しました。

この儀式魔術は幾つかのルーツを持っています。
ひとつは伝統的なカバラや占星術、地占術、数秘術といったものですが、
もうひとつは当時流行していたエジプト学の影響を受けたものです。

さらに、この時代には秘密結社も隆盛しました。
名高いフリーメイソンやイルミナティといったもので、
ヨーロッパの著名な人士のほとんどはフリーメイソンに加盟していたといっても
過言ではないかもしれません。

この影響を受け、
儀式魔術を行う者たちは、魔術結社を作ったのでした。
有名なものに黄金の夜明け団や銀の星団といったものがあります。

全体で見ると、ヨーロッパには大いに神秘主義が流行ったのでした。

キリスト教的かつケルト的な神秘主義では薔薇を神秘の中心として扱いました。
イェイツなどがその代表かと思います。

そして儀式魔術をする者たちは、先述の通り、エジプトに大いに興味を持ちました。
そこで、東洋的な、蓮という象徴が入って来たのでした。
蓮はいわば薔薇にかわる「世界花」となったのです。

蓮はエジプトからインドにまで広く重んじられた花です。
仏教れも「蓮花」として、浄土に咲く花とされていますね。
象徴学では、蓮は女陰の象徴です。
ここから世界が生まれるのです。