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シン・ドラマ汁


いだてん~東京オリムピック噺~ 感想文

いだてん~東京オリムピック噺~ 第23回「種まく人」
NHK 日曜夜8時~
▼韋駄天、被災地を走る
前半の最終回である今回は、震災により落ち込んでいた四三が、家族に元気な姿を見せようと
帰郷するも、幾江に叱咤され、困窮する被災者に救援物資を届けてまわるため
再び上京する話と、神宮外苑に建設中だった、今はバラックが立ち並ぶスタジアムにて、
被災者を勇気付けるために、体協主催で復興運動会が開かれるというお話でした。
シマの行方は最後まで分かりませんでしたが、死体も見つかっていない以上、可能性は低いけど
ひょっとしたらどこかで生きているかもしれないと、家族も友人もそう思うしかないですよね。
残された人々はこんな気持ちなんだよというのが、視聴者への答えだと思います。
大工も炊き出しもできない四三は、ただ焦燥と悲しみとで目的を見失なってしまいますが、
そんな時小梅に、熊本に残した家族について聞かれ、帰郷することにします。
4年ぶりですって。酷い男ですねw
それでも皆暖かく迎えてくれたのですが、唯一人幾江だけは、逃げてきたのかと渋い顔。
まぁでも、1人減ればそれだけ救援物資を他の被災者に回せますし、
被災地からいなくなることは必ずしも悪いことではありません。
四三自身、自分には何もできないと思いこんでいましたしね。
しかし、そもそも韋駄天は食材を集めるために走っていた神様で、ご馳走という言葉は
それが由来になっていると聞いた四三は、再び上京し、熊本から送られてきた救援物資を背負い、
あちこちに届けるという、今で言うボランティア活動に没頭します。
いつどんな世でも、この人は走ることしかできない人ですが、今までは自分のため、
スポーツのために走っていましたけど、やっと本当の意味で人の役に立つことができたのですね。

▼復興運動会
体協主催で開催された復興運動会は、震災からまだ3ヶ月たってない頃に
開催されたと言いますから、恐らく11月半ば頃だったのでしょう。
三島や安仁子を初め、今までの登場人物で四三に関わる人々がほぼ全員登場。
そしてバラックに住む多くの被災者も参加していたので、撮影現場はお祭状態だったでしょうな。
行方不明のシマまで、増野の幻として登場したのに、播磨屋が出ていなかったのは、
撮影が例の事件より早かったからでしょうか…w
あと美川もいなかったような気がしますが、彼はどこでどうしてるんでしょうね。
人見絹江も登場しましたが、彼女の活躍はまだまだこれからなのですね。
後編も出てくれるのでしょうか。
そんなお祭状態だったため、今回は後編への引継ぎは一切なしw
ふと思ったのですが、タイトルのいだてんは四三のことなのに、
後編はこのタイトルをどう活かしてくるのでしょう?

▼時代は変る
確かにその通りなので、そのまんまじゃんと思いましたが、念のため調べてみたところ、
ボブ・ディランの曲のタイトルでした。
さすがに時代が違うので、ボブ・ディランの曲は「風に吹かれて」くらいしか知らなかったです。
ぴったりのタイトルがあったもんですね。
次回で前編と後編の引継ぎが行われるようです。
ちなみに休みは挟まず、来週から後編ですのでお気をつけを。




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