Nicotto Town


シン・ドラマ汁


[SI198]やじ×きた

やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛 BSテレ東 土曜夜9時~
 最終話「浪花の富くじ大騒動!」(大坂)
最終回の今回は、大坂で富くじの当たり札を巡り、弥次喜多とスリのお葉、弥次が雇った用心棒の小野寺、何故かお葉を追っている金貸しの河内屋、そして十返舎一九までがドタバタを繰り広げるというお話でした。
特に悪人もいなければ善人もほとんどおらず、勧善懲悪ではなく素直にドタバタを楽しむ回でした。
こんな話はさすがに水戸黄門ではできませんねw
富くじの百両をあてにして散財したのに、当たりくじを喜多陣営に奪われてしまった弥次は、河内屋に捕まり、陰間茶屋に売られそうになりますが、売られてしまえと思ったのは私だけでしょうかw
残念ながらそこで一九が出てきて、自分の原稿と引き換えに弥次を助けますが、それでは足らないと、河内屋にお葉を捕まえる協力をさせられます。
しかし転んでもタダでは起きない一九、ついでに富くじの当たりをすり替え、買った男に返したのですが、宮司に扮した一九の烏帽子が2度も落ちるシーンがあったんですけど、あれはきっと地ですねw
本人が禿頭なので滑って落ちやすいんだな…w
結局一銭も手にできなかった弥次喜多は、次は四国に足を伸ばすそうですが、それはまた次の機会にということで、評判がよければ次回作がありそうです。
実は河内屋の娘だったお葉は、一度は父に捕まり家に引き戻されたのに、また逃げ出し弥次喜多について旅に出ようとしたのですが、女好きとはいえ一緒に旅をするのは窮屈だったのでしょうか、弥次喜多は隙を見てお葉を置いて逃げてしまいました。
女連れだと気軽に郭に行ったりナンパしたりできませんしねw
ちなみに最後に一九が書いた本が売れまくっているシーンがありましたが、もちろん店売りもしていたでしょうけど、江戸時代の本は貸本が基本で、しかも貸本屋が本を背負って歩いて貸し借りをするのが一般的でした。
平和な世が続き文明が発達したとはいえ、手作りしかできない紙は江戸時代ではまだまだ貴重だったので、いくらヒット作とはいえ、今のように何十万部、何百万部と売れるようなことはなかったのです。




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