星の香り
- カテゴリ:小説/詩
- 2019/06/22 02:23:17
木漏れ日になれない星の光が
やさしく枝葉の間から声をかけてきた
それは透明な金や銀の糸となって
私に纏わりついた
見上げると月明りの下
何千もの葉が映し出されている
それらは黒い小さな無数の手となって
糸を持ち風にそよいている
織姫はもしかしたら
この星の糸を織っているのかも知れない
どこからか機を織る音が聞こえる
それは樹林のざわめきなのだろうか
私は袖に付いた
何本かの星の糸を紡いだ
目を閉じると
いくつもの星の香りがした
なんとなく頭の中に浮かんできました
さっき木星を見ていたからかな?
七夕・・・
今思うと夢のある話を
わたしたちは子供のころから聞かされていたのですね
微かな星の光は木々の間から
光の糸となって降りそそいできます
そんなイメージがふと浮かびました
7月7日は晴れてほしいな
天気予報は曇り時々雨だけど・・・
木漏れ日にならなくても良いのですね。
木漏れ日よりも優しく
「私」に纏わりつく糸は
どれだけ優しいものでしょう。
もうすぐ七夕ですね。
「私」の紡いだ糸の先に
星の優しさが繋がっていますように。
七夕は晴れると良いですね
でも地上で雨が打っても
雲の上は晴れている
必ず逢える ^^
星の香りの糸
でもその糸が作られるのは森の中
それも月の出ている不思議な時間
誰が紡いでいるのかは謎のまま・・・
いろいろ想像できますね
織姫は星の香りの糸を紡いで
彦星さまにお届けするのかな?
そんなことを想像してると楽しいですね
今年は天の川見れるかな?
とても楽しみです(^^)
星の色によって糸の色も違う
香りも違うなら何色の光が良いかな
白く青く輝く星の色が良い
ベガ、リゲル、そしてシリウス
温度の高い若い星
それぞれがそれぞれの糸を出す
一万度を超えても燃え尽きない糸
しなやかに強くそして優しくフィットする布
それは
ミント系の若葉の香り?
宇宙空間に風が吹いていたら
無重力の中に浮いて浴びて居たい
ちょっと考え過ぎ?
どんな香りがするのでしょう
夜風に靡いて届いた糸は
どんな色に輝くのでしょう。
星々は静寂を守りながら
その瞬きは饒舌で
幾本もの糸を垂らしながら
その香りは沢山の物語を語るのでしょう。