ゴタの日記 5月11日(金)5
- カテゴリ:日記
- 2019/06/18 06:16:04
5月11日(金) 5
【東大寺】
タマゴがオタマジャクシになり、
オタマジャクシは、いつの日か、カエルになる。
そのように
728年に聖武天皇が発願してできた「金鍾寺」は、
後の東大寺のタマゴ寺でした。
741年、金鍾寺は、大和国金光明寺となりました。
タマゴがオタマジャクシになりました。
それで、オタマジャクシからカエルになるときが難しい。
オタマジャクシは、まず体とシッポの中間部分から後ろ足が生えてくる。
そのように、東大寺は、この日から東大寺、と言える線引きができない。
どのガイドブックを見ても、その点はあいまいである。
とりあえず、五木寛之著「百寺巡礼・奈良」によると、
甲賀寺(紫香楽宮)で行われていた大仏造営が奈良の金光明寺
に移されたとき、その寺が「東の大寺(ひがしのおおでら)」と呼ばれるようになった。
それが、いつの間にか、東大寺と呼ばれるようになった。
オタマジャクシはいつからカエルと呼ばれるようになるのか、
判断は難しい。とりあえず、水槽からジャンプして、出てきたときを
カエルになった、と呼びましょう。
同様に、金光明寺は、いつから東大寺になるか、
それは、大仏開眼供養があったとき、つまり、752年としましょう。
まあ、その歴史の説明は、適当に、ふにゃふにゃ、とします。
びんずる尊者さんの説明も、ガイドさんによって、まちまちなので、
あまり、こだわりません。
夜中に食事をして、追い出された
夜中に酒を飲んで、追い出された
神通力を見せびらかして、追い出された
いろいろあるので、どれでもいいと思います。
東大寺のびんずる尊者さまは、これです。
https://coolnara.net/jp/binzuruzonjyazo/
よく聞かれるのが、
「どうして、赤い頭巾と赤いエプロンをしているの?」
「家の外にいる仏像は、お地蔵さんでも、道祖神でも、私たち
日本人は、寒さをしのぐため、暖かいイメージのある赤い色の
フードとエプロンをかけてあげるのですよ。」
「ふーん、そんなもんかねえ。」
つづく
ゴタぴょん