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いだてん~東京オリムピック噺~ 感想文

いだてん~東京オリムピック噺~ 第21回「ヴィーナスの誕生」
NHK 日曜夜8時~
▼人見絹江
今回は前回に引き続き、竹早女学校で教鞭を執る四三の教え子たちが、
スポーツになじんで行く姿、岡山でテニスの試合に同行した四三と人見絹江の出会い、
富江が靴下を脱いで障害物競走に出たことが、父親の逆鱗に触れた話、
そしてついでに孝蔵がりんという女性と結婚した話などが描かれました。
まずはテニスを始めた村田富江は、フランスのスザンヌ・ランランという女性選手に憧れ、
自分達で作ったテニスウェアが大評判となり、似たような服をデパートが売り出すまでになります。
しかしその鼻っ柱は岡山に遠征に行った時に、人見絹江により叩き折られてしまいます。
身長170cmと言いますから、今でも大柄な方ですよね。
当時はまだ男性の平均身長が160cmなかったのではないかと思うので、
今だと180~185cmくらいの感覚だったと思われます。
この人見絹江、後に日本女性初のオリンピック選手になるそうですが、
さすがに私も名前くらいは聞いたことあります。
ドラマではまだ文学部に行きたいと言っていましたが、いつ表舞台に出てくるのでしょうか。

▼靴下騒動
その後、女子の陸上競技会が行われ、障害物競走に出場した冨江は、新調した靴のサイズが合わず、
靴下を脱いで走る姿が新聞に掲載され、それがブロマイドとなって出回ってしまいます。
ミニスカが当たり前の今の感覚ですと、靴下履いてないくらいなんなの?て感じですけどねw
それがたまたま冨江の父の目に触れてしまい(本当にたまたまだったのかは分かりませんがw)、
父親は他の生徒の父兄とともに学校に抗議に訪れますが四三は謝るどころか熱弁をふるったため、
冨江の父が集めた署名により、依願退職を迫られることになってしまいました。
ちょっと話が飛びますが、私はいだてん、確かに面白いのですが、どうにも今まで見た
クドカンのドラマとちょっと違って、胸がスッとするようなシーンが少ないと思ってました。
クドカンの脚本のいいところは、すべての登場人物にクドカンが入っているのではないかと
思われるくらいのセリフのよさと、それによりキャラが活きてくるところだと思うのです。
しかし、原作付きとか今回のように史実をベースにする場合、クドカン自身がキャラを
動かせるわけではないので、その最大の特長がうまく出せないのではないかと思います。
ですが今回の、村田の父に熱く語る四三には、明らかにクドカン入ってましたよね。
なかなか胸がスッとしたシーンでしたが、村田の父には伝わっていなかったw
その後、四三の退職に抗議して、富江たちが教室に立て篭もりますが、今回はここまで。
結果は次回ですが、次回は関東大震災をやるようですね。
あまちゃんで東日本大震災を描き、絶賛されたクドカンが、どう描いてくれるでしょうか。

▼名ばかりの新婚
相変わらず自堕落な生活を送る孝蔵は、真打ちに昇進しますが、せっかくあつらえてもらった
羽織と着物をすぐに質に入れて、飲む打つ買うに浪費してしまいます。
着物の包みを持って歩く孝蔵のシーンの最後に、質屋ののれんがかかっていましたし、
今渡すのはまだ早い、真打ち口上の直前に渡さなきゃ!と思って見てたんですが、
孝蔵ばかりでなく、周囲もほんとに学習しませんねw
見かねた小梅は孝蔵に見合いを勧め、孝蔵はりんという女性と結婚します。
小梅と清さんとりんの両親と本人達だけの、ささやかな結婚式で、
鯛の代わりに鯛焼きが置いてあったのが印象的でしたねw
しかし結婚したその日のうちに、孝蔵はご祝儀袋を持ち出し、飲む打つ買うに出てしまいます。
りんの両親はなんだってこんな男と一緒にさせたんでしょうね…。
高座を見て真面目そうだとか言ってましたが、汚れきった寝巻きみたいな着物を着て
高座に上がってる時点で、ヤバい男と気づかなかったんでしょうかw
よっぽど早く片付けたかったんでしょうかねぇ。

▼大地
シンプルなタイトルだけあって、いくつかありますが、特に有名なのはなさそうです。
中でも一番有名そうなのは、ノーベル文学賞作家のパール・S・バックによる小説で、
映画化もされているようですが、小説が出版されたのが1931年、映画化されたのが1937年なので、
日本での知名度はかなり低いのではないかと思います。
かといって他に有名なのもないので、ちょっと特定しかねますね。
ひょっとしたらパクリ元はないのかもしれません。
話の内容はもちろん、関東大震災でしょう。

アバター
2019/06/14 16:57
大正時代は古きよき時代とよく言いますが、
人間悪いことは忘れてしまうんですねぇ。
アバター
2019/06/14 14:08
1992年 松下由樹さんが演じた人見絹江さんのドラマ見ましたが
女性アスリートが生きにくかった時代が なんとも切なかったです



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