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シン・ドラマ汁


[SI188]大富豪同心

大富豪同心 第5回「地獄の沙汰も金次第!」 NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~
今回は、たびたび数十両程度の金を盗み、風のように消え去る盗賊団と、近頃評判の治療費が格安な医者・爛堂が関わってくるというお話でした。
というか、のっけからネタバレしてしまうと、その盗賊団が爛堂一味だったわけですがw
爛堂は熱心な医者で、貧乏人からはあまり金を取らないため、資金繰りはどうしているのだろうと、他の医者から囁かれていたのですが、興味を持った卯之吉が爛堂のところへ行った時、たまたま大店で働いていた人足が、仕事中に怪我をして運ばれてきたのです。
近くに他の医者もいるのに、治療費をケチってわざわざ爛堂のところに連れて来て放置していく店の者に、爛堂は激しい怒りを見せました。
この時から、多分盗賊はこの人で、治療費をまかなうために盗賊をやっていて、次に狙われるのはこの人足が働いていた店だなというのが、大体わかりましたよw
今回のお調べは、特に富豪らしいところはなし。
ただ最後に爛堂一味が捕まって、そこに世話になっていた患者たちを、卯之吉の友人の医者である白雲軒のところへ転院させたのですが、その費用や治療費などを卯之吉が立て替えたくらいですかね。
先輩同心の村田は、どんな理由があれ盗みはご法度だと言いますが、金持ちの金なんて多くの貧乏人からかすめとったようなものですから、何とも言えませんね。
ちなみに江戸時代の医者は、養生所のような特別な場所でない限り、往診が一般的でした。
また当時の大商人などの金持ちは、自主的な災害保険制度のようなシステムを構築しており、余った米や金を蓄え、地震や火災などの災害時に、家や家族を失った人たちのために放出していたようです。
時代劇を見ていると、江戸時代は犯罪が多く、貧乏人は酷く貧乏なのに、金持ちは知らん顔して贅沢をしたり役人と癒着しているように描かれていますが、実際は犯罪が極端に少なく、お寺やご町内などで孤児を養っていたり、幕府などの政治機構は官民の癒着をかなり用心していたようなのです。
今と比べると医療レベルが低く、災害にも弱く、法整備も進んでいませんでしたが、意外と江戸時代ってのんびりとした平和な時代だったようですよ。

※第4回の感想は、アップしていないのを忘れて消してしまいました;; もう1度書こうと思いましたが、話の細部を忘れてしまったため断念しました;;




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