Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


5分


捨ててきたものは
拾い返しには行けない
それが私の真実だったから
それがどんなに嘘をついても
私の心を包んでいるから


あなたの包みも隣に見える
ほどこうとしてもほどけない
きつく固く閉じているから
あなたさえも開けられないだろう
愛と嘘の塊だとしても


別れの時間はたった5分
最後に強く抱きしめてくれて
これで終わりなんだと
もういい
あなたには彼女がいる


涙という階段を登ったら
何が見えるのだろうか
過去という扉を開けたら
何があるのだろうか
それは誰も知らない


あなたがもしもここにいたら
いつもどおりに抱きしめてほしい
もう もしも はない
別れの影は長くて
追いつけられないから


さようならが言えなかった
あなたも言わなかった
あなたを見るのが精いっぱいで
別れを感じ取れなかった
そう 5分では


二人は反対の方へ歩いていく
それが別れの印
振り向いてはいけない
戻ってはいけない
いくら涙で道がかすんでも


これまでのことを箱に詰めて
そっとしまっておこう
それが懐かしさに変わったら
一つ大人になったのかもしれない
今はまだ駄目だけれど



アバター
2019/06/05 12:58
セカンドさん
開けてしまったパンドランの箱は
もう何人さえも止めることはできないだろう
戸惑いも恐れも 愛でさえも

最後の2行は力強いですね。
アバター
2019/06/04 13:27
さよならの言葉はもう言わない
涙で流れてしまうから

目の前にある
想い出という箱に封をした

それを次に開けるのは
新しい恋が始まった時だ



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