Nicotto Town


シン・ドラマ汁


[SI183]やじ×きた

やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛 BSテレ東 土曜夜9時~
 第九話「ふたりの十返舎一九」(四日市)
今回は、弥次喜多が成り行きで十返舎一九を騙るというお話でした。
弥次喜多はおいなという娘に饅頭の早食い勝負を持ちかけられ、おいなのインチキで負けてしまうのですが、その後偶然姉のおさえと話しているおいなを見つけ、喜多はおいなの方を追いかけます。
おさえの美しさに気づいた弥次は、そのままおさえの気を引き、おいなが戯作者を目指して十返舎一九に憧れているという話を知ると、自分が一九だと嘘をついてしまいます。
一方の喜多も、おいなが石女と呼ばれるくらい笑わない姉を笑わせたいと思っていること知り、弥次が騙っているとも知らず、自分が一九だと騙りますw
当然2人が顔を合わすと気まずいことになるのですが、どちらが一九か勝負することになり、結局喜多が口を滑らせたことで2人とも一九ではないことがバレてしまいます。
しかし女に目が眩んだ2人は、そんなことで挫けるような男ではありませんw
何とかおさえを笑わせようと、今で言う漫才の真似事をするのですが、やはりおさえは笑いません。
ちなみに今のようなしゃべくり漫才ができたのは昭和に入ってからで、それまで漫才と言えば歌舞音曲が入るのが一般的でした。
今でも一部のお笑い芸人にはそういう人がいますが、昔はそれがスタンダードだったんですね。
しかし話はそれで終わりませんでした。
姉妹が昵懇にしていた貸本屋の吉兵衛が、枕絵をお抱えの絵師に描かせるため、2人をモデルにしようと捕まえて、絵師に差し出してしまったのです。
絵師ごとき腕の立つ弥次喜多の敵ではないので、すぐに2人は解放されましたが、今度は吉兵衛の餌食になりそうになります。
ですがまぁ、裏家業がご禁制の枕絵販売とはいえ、やっぱり貸本屋に負けるような弥次喜多ではないので、危なげなく吉兵衛をとっちめるのですが、その様子がドタバタで面白かったため、見ていたおさえが笑ったのです。
珍しく弥次喜多の活躍が功を奏しましたが、やっぱりご褒美はお預けw
弥次喜多にしてはちょっと押しが足らないなと思いましたけども。
今回の敵は巨悪でも官民癒着でもなく、単なる町の小悪党で、探偵物風味でしたね。
水戸黄門ではないのですから、弥次喜多にはこのくらいが合っているのではないでしょうか。




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