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シン・ドラマ汁


特捜9 season2 感想文

特捜9 season2 第6話「星型の殺意」
テレビ朝日 水曜夜9時~
▼久々宮原登場
今回は、老齢のパティシエール・野口功子が、自分の店「のぐち」で刺し殺された事件でした。
パティシエールというと、このドラマでは浅輪の妻・倫子がパティシエールですので、
当然関わりがありまして、「のぐち」は倫子が前に勤めていたことがあるお店「ミヤハラ」での
元同僚・藤本理沙が、その前に勤めていたアップルパイの専門店でした。
ややこしいなw
その縁で、今回はミヤハラの店長・宮原礼二が久々に登場。
倫子がミヤハラにいた頃は浅輪との結婚前で、いろいろあったんすよねーw
相変わらず竹を割ったような性格で、ボランティアで児童擁護施設に行き
お菓子作りを教えているという設定でした。
ちなみにドラマではずっとパティシエと言ってたと思うのですが、
パティシエは男性のことで、女性はパティシエールですよね。

▼以下ネタバレご注意!
功子には昔、3人の弟子、藤本理沙・村岡芳美・坂出鈴がいました。
芳美は12年前にパティシエールをやめており、現在は結婚していますが、
功子の作るアップルパイが大好きで、デパートの営業マンに紹介したため、
大量生産する気がない功子は結構迷惑してました。
鈴は12年前に橋から転落して死亡しており、その直後に理沙も店を辞めました。
功子がレシピを教える後継者として、理沙を選んだため、
鈴はそれを悲観して自殺したという噂があったようです。
また理沙は、事件当夜久々に功子から連絡を受け、会いたいと言われたけど、
忙しかったので行けなかったと証言しましたが、
実際には行っていたことが、現場に残されたアップルパイから分かりました。
理沙の容疑は濃くなりますが、どうにも私は芳美が気になって仕方なかったw
というのも功子役の秋野暢子の次にメジャーな、三倉茉奈がキャスティングされていたからです。
理沙役の木下あゆ美もそこそこメジャーだとは思うのですが、一般層には三倉の方が有名ですよね。
また芳美は夫を異様に恐れている様子や、ぬかどこをかきまぜている姿が印象的で、
動機はさっぱりでしたけど、ひょっこり犯人とは言えないくらいの印象を残してましたしね。
芳美は夫の過度な潔癖症と支配欲からくるストレスを発散するため、
金もないのにホストクラブに通い、その金を「のぐち」に盗みに入ったところを功子に見咎められ、
夫に連絡しようとした功子を、夫への恐怖から刺し殺してしまったというのが事件の全容でした。
多分功子はただ連絡しようとしたのではなく、夫婦仲を心配して
3人で話し合おうとしたのでしょうが、そうでなくても殺すことはないでしょうに…。
電話を叩き落すだけでも十分ですよね。

▼不器用なパティシエール
12年前、功子が選んだ後継者は実は鈴だったというオチもありました。
それを1人で聞かされた理沙は、その場にいなかった鈴に選ばれたのは自分だと嘘をついたのです。
何故功子は、技術もセンスも上の理沙ではなく、劣っている鈴を選んだのか。
恐らく功子は、弟子の3人ともが可愛かったのだと思います。
芳美はやめてしまったけれど、結婚後も彼女を心配し、夫との不仲をどうにかしようとした。
理沙はよく出来た弟子だから、1人でもうまくやっていくだろうと思ったのだろうけど、
独り立ちしてからも気をかけていたようで、指がうまく動かなくなったのを見抜いていた。
鈴は不出来だからこそ、自分の元に置いて後継者にすれば、うまくやっていけるだろうと思った。
しかし功子は自分の思いをはっきり口にしないので、誤解されがちなんですよね。
直近に起きた殺人事件はともかく、12年前の事件は思いのすれ違いが引き起こした
悲しい事件だったというわけですね。
やっぱり大事なことは、ちゃんと気持ちまで伝えなあかんと思うわ。

▼星型
サブタイになった星型とは、「のぐち」のアップルパイに使うリンゴの芯の切り方でした。
ああいう風に切るには指に負担がかかり、「のぐち」では1日に10個までしか
作ってなかったのに、無理をした理沙が指を傷めてしまい、今では星型に切れなくなった、
とのことでしたが、秘伝のレシピなので他人に任せることができなかったとしても、
左手で切る練習をするとか、なんかいろいろ方法がありそうですよね。
そもそもなぜそんなに負担がかかるのかもちょっとよくわかりませんでした。




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