魔除
- カテゴリ:30代以上
- 2019/04/02 17:23:26
悪友からのTEL、
実家に帰ったからお土産があるとのこと。
て ! そう言えば私も渡したいものがあったので、
いそいそと夜道を歩いた。
変わり者の私だから取り巻きも変態が多い、
言わずと知れたこいつも度変態である。
そして、また別の変態からいただいた鬼燈篭。
これはこいつに渡すべきものだとしまっておいた、
が・・・忘れていたのだ。
丁度いいのでつまみと酒を買って来訪である。
大通りに面した古い数寄屋造りの家それがこいつの住処、
なんでも由緒ある建物らしいが元々は嫁さんの家。
その嫁さんは貿易関係でほとんど留守、
というか結婚してからまず見かけたことがない。
そしてその家族もオーストラリアに移住してしまい、
結構な大きさのこの家は当然ごとくボロになっていくこ運命。
たまに便利屋さんに掃除をお願いしているみたいだけど、
さすがに毎度は金が続かないのか汚れが目立つ。
玄関の前で待っていたこいつ妖怪かと思ったぜ、
薄明りの外灯に照らされたせいか顔からは生気が感じられない。
いゃもとい以前からこうだった、風が生ぬるく吹いてた。
その場で手に持っていたのが魔除のほうき、
「ほれ、これやるょ」「デカ!!」
心の中ではこんなものいらんと言いたいがしゃなぃ。
こちらから用意したものも負けず劣らずでかいのでいい勝負か、
私の背中にしょって持ってきたのでその場で玄関にかけてやった。
「いいね、これ」「おぅ、じゃ飛んで帰るは」
ともらったほうきにまたがった、
「いやいや、違うから」そんなアホなやり取りを玄関前で繰り広げる。
いつものことだ、(*´Д`*)アア~なんて馬鹿ふたりです。
魔除け?
それとも魔女??
魔除か。 ガハハ。
楽しそうだわ〜〜〜ww(≧∇≦)b
ほのぼのとしていた頃の幼い頃を思い出しちゃう感じかな^^
といっても、そんな時代には、わたくし、存在していなかったのですがね^^
令和の時代になってしまって、戸惑いを憶えますが、ブラボーさんのお話
読みながら、古き良き時代に想いを馳せています。
胸が少しキュンとなる癒しの時間。
ステキなお話、ありがとう(^^)/