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担庵翁(江川英龍)女子への訓言

※くれぐれも、当方の意見でないことを承知願いたい。徳川幕府の代官をしていた江川英龍が家臣の娘が嫁ぐ際に書き与えたもの。当時の武家の子女の美徳や常識を知る際の参考となるもの。

夫を「天」とするというのは、誰もが理解していることであるが、天を怨み、厭うようになったとしても、どこかへ逃げることはできないのだから、これから書くことを心に留め、よくよく夫に仕えるようにしなさい。

家庭内が平和であると気が緩み、ついつい恩義や礼儀を忘れ、心安だて(気の置けない、なれなれしい様子)になってしまいがちであるから、いつも「敬慎専一」を心掛けるように。

一 男は剛を徳とし、女は柔なるを用とするものである。従って女がその身を修めるには「敬」が第一であり、強きを避けるには「順」が第一である。つまり「敬慎」の道は、婦人にとって最も大切な礼儀である。

さて、誰しも最初に嫁にいった時には、どんなことにも心を配るつもりでいるもだが、追々慣れてくるに従って、前にも申したように心安だてになってしまう。だから、気を付けて心を用い、差し出がましいことをしたり、不足があるなどと言ったりしてはならない。

総じて足ることを知り、「堪忍専一」を心掛け、自分のことは全て控えめにするのがよい。世の中には真っすぐなことと、曲ったことがあるけれども、「これは真っすぐ」「これは曲っている」などと口に出して言ったりすれば、自然と声高になり、しまいには夫婦の言い争いにまでなってしまうことがある。

これは、結局のところ、前条で申したことを常日頃から学んでいないためなのである。自分の考えを曲げても、夫に従うのが「女の道」である。心得ておくべきことである。

一 夫が留守の時に来客があっても、家に招じ入れるべきでない。もしよんどころない事情で座敷まで通すことになったとしても、必ず誰かを側に置き、客と二人きりで差し向いになどならないよう、よく気を付けるべきである。

物が腐らなければ蛆の生じることがないのと同じ道理で、人に疑われないようにすれば、他人からそしりを受けることはないのである。よくよく、心得ておくように。

一 わずかな手柄におごり高ぶるのは、教養のない婦人の振舞であるから、よくよく気を付けなさい。たとえ自分に良い点があったとしても、それを自負するゆな態度を見せてはならない。

逆に、他人から「不行届」だの「不調法」だのと言われても、それは我が身を顧みるための階梯(手引き)と心得て、少しでも不平不満を言ってはならない。

一 下女たちの話しているようなことを、本気で取り上げてはならない。また、他人の噂話などにも十分注意をしなければならない。

一 衣類その他、全て自分が手掛ける物に対しては、念を入れるべきである。

右の内容は、このたび嫁にいくということなので、何より最初の心得方が大切なものであるから、特にしたためて差し遣わすものである。

家政のことに関して、他家や自分の実家のやり方を引き合いに出して、かれこれ言ってはならない。ものごとが自分の意見通りにならなかったとしても、いかがかと思われるような顔つきをしたり、プリプリと怒った様子を見せるなどというのは、夫たるものの機嫌をはなはなだしく損ねることである。これらのことは、すべての事に通じる考え方であるから、心に留めておくように。

また、夫に対して一旦は逆らったとしても、最後は仕方なく従うことになるのだから、それなら最初から従っておく方が、女の道にも敵い、神妙なことだと心得ておくべきである。

※上記に対する意見・苦情は、静岡県伊豆の国市文化財担当まで。
※言いたいことを言いあえて、それでも、直ぐに笑って、違う話ができる関係がいいですね。

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2019/06/25 08:29
ゆりかちゃん
無駄に歳をとっていますが、おっさんは相談にもってこいです。出来れば、得意分野の美味しくうどんを打つ方法の相談も待っています。
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2019/06/25 08:05
アドバイス感謝ですv
じっくり考えてみますね。
胸に刻みましたので、沖人さんのコメント含め、消して頂いて大丈夫です。

また相談するかもしれませんが、よろしくお願いします。

ありがとうございました(*^^*)
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2019/03/20 07:40
たまちゃん
かかあ天下の雰囲気はないですね。イギリス王室のお上品な雰囲気の家庭になるのではないでしょうか。

さなちゃん
外国人に持てたい。天使のようなロシア美人がいいな。しまった、容姿に拘らないと口外してた。

環謝さん
最初の男は剛を旨としの多くの男が脱落すると思う。女は柔と言われても、そんな人見かけません。

オレンジ先生
先生は訓言に近いと思ってます。旦那様の子供のところも包んであげているように感じてます。

mさん
早く、次女に薫陶しなければ、時間が残されていません。どんな訓言になるのかな。

めらみさん
アイルランドは、ジョイスのダブリン市民を読みましたが、残念ながら内容を覚えてないです。

ゆみさん
その通り、いろいろ、知ったうえで、自分にあった振舞のするのが賢い女性のように思います。

ゆりかさん
料理もお菓子作りも得意。控えめで美人。どこから見ても、いいお嫁さんになられると思います。

yonaさん
旦那さんしだい。真理をついた言葉だと感じました。二人で作っていくものですもんね。
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2019/03/19 10:51
夫の人が、真に敬える人ならば、やっていけないこともないような。。わたしには無理!
古いの一言では、済ますことのできない心がけというものも含まれているようですね。
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2019/03/18 17:58
こんばんは、沖人さん。

担庵翁女子への訓言を教えて頂き、ありがとうございます。
これが守れたら、素敵な大和撫子になれそうですね~^^
私も『敬慎専一』を心がけようと思っていたのに、仲の良い友人から、さっそくダメ出しを受けました。
大和撫子への道のりは遠いようです。

厳守するのは難しそうですが「噂話に十分注意する」「人に疑われないようにする」「手柄におごり高ぶらない」「自分が手掛ける物は念を入れる」などは、現代でも参考になりそうな所もあるような?

沖人さんは、言いたい事が言いあえて、笑っていられるような関係が理想ですか。
素敵な旦那様になれそうですね(*^^*)
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2019/03/18 14:09
そりゃこれだけ出来たら夫婦関係は上手くいきますねー
現代でもこういうものに噛み付く人より、素直になるほどーと言っちゃう人の方がしたたかそう。
わたしはできる気がしませんが!!!!!
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2019/03/18 08:15
おはようございます(*´ω`*)コメントありがとうございました。
無事に聖パトリックのお祝いは終わりましたよwシャムロッククッキーの味は抹茶味でしたw
ボクスティはジャガイモをパンケーキの状態にした料理なんですよ^^;留学してた時に夕食にマザーが作ってくれたのが懐かしいです。
まさか自分が生まれた日にそんなエピソードがあったとは知らなかったのでさすがに驚きました(笑)
お祝いメッセージ、本当にありがとうございました(´;ω;`)
江川英龍、ちょっと興味あるので調べてみます

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2019/03/18 07:26
こういう考え方は「家に入った」→ですかねぇ
長男と結婚した妻が→長男死亡後→次男と再婚。

「家」を中心に考えると「長男の妻と子」を出さなくても良いし、次男が家を継げば~OK

もう一つ【夫を亡くした妻】が頭をそり→尼になる

この、「尼になる」と「亡夫の弟と再婚」は身分だったり、子供がある無しの違い・・???
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2019/03/17 23:07
今の時代
背景が違うから
何とも言えないですけど
これを守っているとしたら
こんな奥さまを可愛いと思って
えらそうにしないで
優しくしてくれてたら
続けられるかも・・・かも・・^^
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2019/03/17 22:49
えぇっと、何て言えばいいかな、強いて言えば、この内容今なら旦那さんにというより、お姑さんに同じことをしてれば揉めないんじゃないかと思います。
いつも一緒に生活する旦那さんにここまでしないといけないなら、病気になりそうだー(笑)
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2019/03/17 22:15
日本人男性はこういう考え方が根付いてるから外国人からモテない、逆に
日本人女性と結婚したいという外国人男性は多いって話題を数年前に目にしたことがありますw
お笑い芸人のように楽しくて、気遣いのできる男性がいいです(ぇ、訊いてない?ww
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2019/03/17 22:07
こういうのを見ると、今の時代に生まれてよかったな~と思います(^^)
あるいは、落語に出てくるような、かかあ天下の庶民の家ならいいかな。
飲んだくれで働かない亭主は困るけど(笑)




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