る
- カテゴリ:小説/詩
- 2019/03/01 00:53:43
私の中に潜む本当の魂の姿
醜とも守るのは
只 生きたいと純粋に思うからなんだろ
萎れた花なら千切れば良い
枯れた草木なら刈れば良い
轢かれて死んだ猫ならば其のまま捨ておけ
見ないふり 関わらない
そうする在り方と
醜くとも 其の失われた命の尊さに
涙を流すのだとしたら
何方が醜い?
荒れ果てた荒野を行くよ
軍馬が駈け往くよ
たった一騎で
荒々しくそれでいて厳かに
まるでその地で
王を出迎えるが如く
無限と有限の狭間で
死者と生者がすれ違い同居し
それでも 何も起こり得ない世界ならば
其のままにするのが良いのだろ
が 私は天邪鬼
引っ掻き回したいのよ
苦しめたいのよ
苛めたいのよ
そうすることで 私の醜が
生きるから
命ある限り 足掻く事さえも
或る意味醜
永遠の命を欲し
永遠の美を欲し
永遠の富を欲し
人は永遠に魅入られやすい
だから 忠告する
醜く有る方が良い
短くとも
生きたと実感出来たなら
其れが其の魂に未練もなく
この世を去れる幸せを得られるだろう
価値観の違い
さて 貴方はどうだろう?
答は?